2017年10月20日
「ヒバクシャ国際署名」全国の生協から98万2,204筆を提出
~国連総会提出総数 515万筆の約2割~
日本生協連は、全国の生協に「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(以下、ヒバクシャ国際署名)を呼びかけています。
ヒバクシャ国際署名は、被爆者9人からの呼びかけを受けて、計40の市民団体が参加する「ヒバクシャ国際署名推進連絡会」(以下、推進連絡会)が主体となって2016年4月から取り組まれています。核兵器廃絶に向けた市民社会の想いを伝えるため、2020年秋の国連総会まで毎年提出していく予定です。
創立宣言に「平和とよりよい生活のために」を掲げる日本生協連もこの趣旨に賛同し、2016年から推進連絡会に参加しています。
日本生協連と全国の生協は署名活動に取り組み、9月26日までに37都道府県165の生協から、合計98万2,204筆の署名を集めました。これは各団体の署名総数515万4,866筆の約2割にあたります。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)木戸季市事務局長は、9月12日からニューヨークの国連本部で開催されている第72回国連総会に参加し、10月5日(現地時間)に第1委員会(軍縮)の議長に生協集約分も含めた署名目録を提出しました。
ノーベル平和賞を核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞し、核廃絶の新たな気運が高まっています。
日本生協連と全国の生協は、引き続きヒバクシャ国際署名の活動を強化していくともに、毎年8月に広島・長崎で開催するイベント「ピースアクション」をはじめ、被爆体験や戦争の体験を次世代に引き継ぐ取り組みを今後も進めてまいります。