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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2016年03月29日

日本生協連の新電力会社「(株)地球クラブ」
4月1日から東北地方92カ所への電力供給を開始

 日本生協連の新電力会社「株式会社地球クラブ」は、2016年4月1日から、東北地方のコープあおもり、いわて生協、みやぎ生協、コープふくしまの事業所92カ所に契約電力計20メガワット(MW)規模の電力供給を開始します。これは、一般家庭1万9,000世帯分の年間使用電力量に相当する、年間約9,000万kWhの供給に当たります。

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(株)地球クラブが電力供給を開始する生協事業所の一つ、いわて生協盛岡南センター(岩手県紫波郡矢巾町)

 日本生協連は、原子力発電に頼らないエネルギー政策の実現と持続可能な社会を目指す立場から、再生可能エネルギー普及の一環として、2012年度から全国7カ所の物流施設に太陽光発電設備の設置を進めてまいりました。また、2014年6月20日に、再生可能エネルギーの発電と利用を一体的に推進するため、生協事業所への供給を目的とした「(株)地球クラブ」を設立しました。

 2015年からは、首都圏にある日本生協連、(株)シーエックスカーゴ、コープみらい(本部:さいたま市)などの事業所170カ所へ、年間約1億4,000万kWhを供給しており、今回の東北地方への供給と合わせて、一般家庭約5万世帯分の年間使用電力量に相当する、年間約2億3,000万kWhの供給量となります。

 また、いわて生協、みやぎ生協、コープ東北サンネット事業連合(本部:仙台市)と日本生協連の4者が一部を出資している「(株)野田バイオパワーJP」の岩手県野田村の木質バイオマス発電所が、2016年度上期から稼動する予定です。本稼動後は、(株)地球クラブが電力の一部を調達し、地元のいわて生協はじめ東北地方の事業所へ供給します。これにより、2016年度下期の電源構成では太陽光や木質バイオマス、風力で発電されたFIT電気が(株)地球クラブの供給量の約4割となる計画です。

 日本生協連では引き続き、太陽光発電や木質バイオマス発電など、再生可能エネルギーのさらなる普及促進を目指してまいります。