2016年08月25日
環境配慮オフィスビル「コープ共済プラザ」
竣工1年で56%のCO2削減を達成
日本生協連とコープ共済連は、このたび、環境負荷の低減に配慮したオフィスビル「コープ共済プラザ」の稼働1年を経たCO2削減データを取りまとめましたのでご報告させていただきます。当施設は2015年5月にコープ共済連の本部として竣工致しました。
本格稼働を開始した、2015年6月~2016年5月までの1年間の測定値は、CO2排出量317t/年(月平均:26t)となり、環境配慮型のビルでない場合の想定CO2排出量736t/年*に対して56%の削減を達成致しました。これは、当初の目標であった335t/年をさらに下回るCO2排出量です。
*CASBEE2010年度簡易版 用途別CO2排出量基準値の事務所用途による。
「コープ共済プラザ」は、環境への配慮と高い事業継続性の確保を目的に設計されています。外観に「グリーンブラインド」を配し、植物による日射遮断や気化冷却効果を図るほか、床下に設置したパイプに夏には冷水を、冬には温水を流す「床噴出空調&天井スラブ放射空調」、デスク周りと天井を同時に照らす「タスク・アンビエント照明」、太陽熱や低温排熱を冷房に利用できる熱源システムなど、CO2削減のための環境に配慮した様々なテクノロジーを採用しています。
日本生協連とコープ共済連では、今後とも誰もが安心してくらせる地域社会・コミュニティづくりの実現のため、環境・エネルギー問題の解決に取り組んでまいります。
「コープ共済プラザ」概要
- 所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐1‐13
- 建築主: 日本生活協同組合連合会
- 設計・監理: (株)日建設計
- 施工: (株)フジタ、(株)きんでん、(株)前川製作所
- 敷地面積: 1,556.80㎡/建築面積:1,216.15㎡/延べ床面積:8,652.86㎡
- 階数: 地下2階 地上8階 塔屋1階