日本生協連と全国の生協では、生協のさまざまな事業や活動を通して、誰もが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいます。
その一つとして、高齢者や子育て中の方、障がいのある方など、くらしの中で手助けを必要としている人と手助けしたい人をつなぐ有償ボランティア「くらしの助け合いの会」※1の活動を行っています。2013年度の活動実績がまとまりましたので、ご報告します。　
※1 呼称や活動の仕組み、利用金額は生協によって異なります。

■地域に広がる、有償ボランティア「くらしの助け合いの会」
生協がコーディネーターとなり、利用者の困り事に合わせて活動会員を紹介するこの活動は、1983年にコープこうべ（兵庫県）でスタート。現在、全国55生協・2連合会に広がっています。
支援内容は、高齢者家庭の食事づくりや掃除、買い物、見守り、話し相手、子育て中の方の保育支援、障がいのある方の生活支援など、利用者のさまざまな困り事に対応しています。

■高齢者の社会参加と生きがいづくりの役割も
2013年度の活動会員は2万9,313人（前年比104％）、年間総活動時間は延べ162万5,469時間（同95％）※2でした。
活動会員の94％（2万7,652人）は女性ですが、近年、シニア世代の男性の参加も増えています。経験とスキルを生かした支援活動（庭木の枝切りや、ふすま・網戸の張り替え、大工仕事、家具の移動など）への参加は、高齢者の社会参加と生きがいづくりの役割も果たしています。
※2 2013年度に集計方法を変更（福祉事業のサービス時間を除外）したため、前年割れとなっています。
 

＜資料＞
活動会員&年間活動時間推移（1990年度～2013年度全国集計）

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