2014年07月01日
生協宅配のインターネット注文システム共通基盤「eフレンズ」
登録組合員数が前年比117%に伸長
~スマートフォンとタブレットが成長をけん引~
日本生協連が2000年から会員生協に提供している、宅配事業のインターネット注文システム共通基盤「eフレンズ」※1の利用が、引き続き伸長しています。
※1 日本生協連が提供する「eフレンズ」利用会員:6事業連合、1生協
コープ東北サンネット事業連合(本部:仙台市)、コープネット事業連合(本部:さいたま市)、ユーコープ事業連合(本部:横浜市)、コープ北陸事業連合(本部:金沢市)、コープ中国四国事業連合(本部:広島市)、コープ九州事業連合(本部:福岡県)、CO・OPとやま(本部:富山市)
◆2013年度「eフレンズ」利用状況
登録組合員数 187万人(前年比117%)
受注金額 930億円(前年比107%)
◆スマートフォンとタブレットからの注文伸長が顕著
2012年度に引き続き、スマートフォンからの注文が伸長しており、2013年度末時点の利用率は「eフレンズ」利用者全体のうち約23.3%(2012年度約14.4%)となりました。
また、タブレットからの利用率も約7~9%(地域によって差異あり)と急伸長しており、スマートデバイス合計で30%超の利用率となっています。
各会員生協では特にスマートフォン向けの売り場の拡充に力を入れており、PCサイトと同等のコンテンツ制作やプロモーションを展開する生協が増えています。
◆2014年3月から、スマートフォンとタブレット用のWEBカタログ※2の提供を開始
スマートフォンとタブレット向けのWEBカタログを開発し、2014年3月から組合員への提供を開始しました。これまでのWEBカタログはFlash技術を用いて構築していましたが、HTML5技術を使うことでiOS端末(iPad・iPhone)でも閲覧できるようにしました。また、必要な機能を絞り込むことで、快適な操作を実現しています。提供開始以降、順調に利用者数が増えています。
※2 WEBカタログ:宅配カタログ紙面がそのままWEB画面で見られる仕組み
◆今後の計画
スマートデバイスの普及にともない、生協宅配の利用シーンや利用傾向が変わりつつあります。日本生協連では、その変化に対応していくため、スマートフォンとタブレット向けの売り場づくりを強化していきます。また、来訪した組合員にとって「気が利く」サイトとなるように、レコメンデーション機能を強化するなど、個人別対応にも重点を置いて取り組んでいきます。
<全国の生協の宅配事業と、インターネット注文について(2013年度)>
全国の生協宅配事業全体の登録組合員は1,117万人(2012年度)、年間供給金額の合計は1兆6,750億円です。日本生協連が提供する共通基盤のほかに、独自でシステムを構築・運用している生協もあり、全国の生協のインターネット注文サイト登録組合員数は332万人、受注金額は2,237億円となっています。全国の96%の生協宅配でインターネット注文が可能です。
日本生協連と全国の生協では、今後もインターネット上での魅力的な宅配の売り場づくりや、コミュニティ機能の拡充などを通して、よりくらしに役立つサービスを提供してまいります。
☆プレスリリース全文は、こちら(PDF:320KB)へ