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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2013年07月18日

全国の生協で「防災士」資格取得者が300人に

 日本生協連は、防災に関する取り組みの一環として、全国の生協に呼び掛け、2012年9月より職員の「防災士」(※1)の資格取得を進めています。2013年度上期中に300人以上がこの資格を取得する見込みです。
 ※1 防災士とは、地域防災力の向上と減災を進めるために必要な、十分な意識と一定の知識・技能を有する人で、特定非営利活動(NPO)法人 日本防災士機構認定の研修会を受講し、試験に合格・認証された人をいいます。資格認証制度は2003年に開始され、2013年6月末日現在、6万5,740人が資格を有しています。

 

研修会の様子(写真提供:防災士研修センター)


■ 大規模自然災害の被害低減のため、「防災士」の育成を進めています

 東日本大震災以降、日本生協連は全国の生協とともに「全国生協BCP(事業継続計画)」(※2)の策定を進めてきました。これにより、首都直下地震や東海~南海エリアでの巨大地震など、大規模自然災害への備えを進めています。
また、事業継続計画の策定に当たり、いざという時に災害対応の中軸を担う人材の育成が必要と考え、全国各地で防災士の資格を持った職員を育成することで、以下の3つに取り組んでいます。
・生協各事業所の防災力・減災力の強化を図る
・地域における防災力・減災力の強化に貢献し、生協の社会的役割を発揮する
・「全国生協BCP」発動時の機動力の底上げ・強化を図る
 ※2「全国生協BCP」:大規模災害が発生した際、全国の生協が迅速かつ効果的に連携して被災地支援に当たるために、必要とされる事項を取りまとめた行動計画です。

■ 2013年度上期中に、全国の生協職員300人が「防災士」に

 日本生協連は2012年9月より、全国の会員生協職員の「防災士」資格取得のための研修会参加を支援しています。2013年7月3日現在で、資格取得者数は297人となりました。

 なかでも、東日本大震災で大きな被害を受けたみやぎ生協(本部・仙台市)は、災害対策本部メンバーや宅配センター長など18人が資格を取得。ユーコープ(本部・横浜市)は、神奈川・静岡・山梨の全宅配センター長30人が資格を取得しています。

 日本生協連は、今後も全国の生協とともに防災士の育成に取り組み、2013年度中に資格取得者400人をめざします。

☆詳しくは、プレスリリース全文(PDF:225KB)へ