2012年12月11日
「2012年度 全国生協組合員意識調査」結果がまとまりました ~食事は「手作り」だが「手早く」したい~
日本生協連は、このたび「2012年度 全国生協組合員意識調査」を取りまとめ報告書を発行しました。
本調査は、全国の生協組合員6,000人を対象に、大きく変化する社会の中で、生協組合員のプロフィール、くらしと購買に対する意識や行動、生協の事業・活動に対する評価を明らかにすることを目的に実施しました。日本生協連が公益財団法人 生協総合研究所に委託して、1994年から3年おきに実施しており、今回の2012年度調査は7回目になります。
2012年度調査では、東日本大震災後の生協組合員のくらしの変化、生協のイメージ・評価・利用の状況などを、過去の調査や年齢、地域、利用業態など、さまざまな角度から比較・分析しました。主な結果をご紹介します。
1.調査概要
調査対象:全国の地域購買生協の組合員数上位30生協の組合員6,000人(無作為抽出)
(回答者数4,080人 回収率:68.0%)
調査時期:2012年5月上旬~7月上旬
主な結果:
○ | 震災前とのくらしや考え方の変化には地域差がみられた |
・ | 「節電」など、くらしの中で全国的に意識が高まっているものや、「備蓄」や「家族との時間」など、被災地や都市部など地域によって意識に差異がある項目もみられた。 |
・ | 震災支援をはじめとした市民活動への参加意欲が出てきている。 |
○ | 食事は「手作り」だが「手早く」したい志向が強まった |
・ | 「料理は素材から手作りにしたい」が68%と高い一方、「料理は手早く済ませたいほうだ」が71%と、手作りにしたい志向と同時に、簡便性・利便性の志向も高かった。 |
○ | 生協への期待は「食品の安全性」だけでなく「便利」「低価格」にも寄せられている |
・ | 生協に対して「安全」「安心」のイメージは変わらないが、「便利」「低価格」にも期待が寄せられている。 |
2.公開研究会「2012年度全国生協組合員意識調査を読み解く」
(※本研究会は、既に終了しております)
本調査結果についての公開研究会を、公益財団法人 生協総合研究所主催で開催しますので、ぜひご参加ください。
タイトル:東日本大震災後の生協組合員のくらしの変化と今日の生協
-全国生協組合員意識調査を読み解く-
日時:2012年12月20日(木) 14:00~16:30
会場:主婦会館プラザエフ9階 すずらん
所在地:〒102-0085 東京都千代田区六番町15番地
参加費:¥1,000 (※生協総研会員は無料)
定員:150名(先着順)
<主な内容>
報告①「今日の生協組合員像と変化のポイント」
近本 聡子(公益財団法人 生協総合研究所)
報告②「東日本大震災後の生協組合員のくらしの変化と、組合員の生協利用の変化」
三谷 和央(日本生協連 政策企画部)
☆「2012年度 全国生協組合員意識調査」のお問い合わせは、下記まで
日本生協連 政策企画部 TEL: 03-5778-8119