2025年01月01日
新しい年を迎えて
あけましておめでとうございます。
日ごろより生協の事業・活動にご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、「令和6年 能登半島地震」の発災から1年が経過しました。被災地では昨年9月に豪雨による二重被害が発生し、今なお多くの方が避難生活を強いられています。改めて、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。私たち生協は、どこよりも長く、そしてどこよりもきめ細かくよりそって、支援を続けていく所存です。
被爆体験を地道に継承してきた日本被団協が、昨年ノーベル平和賞を受賞しました。2025年は被爆・戦後80年を迎えます。私たちは「平和とよりよい生活のために」をスローガンに掲げ、様々な活動に取り組んできました。生協は、平和と核兵器廃絶への取り組みを一段と広げてまいります。
国内へ目を転じると、長引く物価高騰で消費者のくらしは一段と厳しさを増し、今年もその影響はさらに大きくなるものと考えられます。燃料などのコスト高騰や人手不足によって生産や製造の継続が困難になる例も増え、平時の食料の安定供給も危ぶまれています。改めて、消費者と生産者とのつながりを強め、国内での食料の安定生産・供給の課題に向き合い、持続可能な食の未来を切り拓く取り組みを広げていきます。
また、SDGsの達成に向け「生協の2030環境・サステナビリティ政策」を進め、人権尊重に基づきながら、食品ロス削減やエシカル消費を含めた多様な取り組みを全国の生協と共に発展させます。
2025年は2012年以来2回目の国際協同組合年です。職員・組合員同士で学びあい、問い直しながら、協同組合の存在価値を更に見つめてまいります。
この1年が皆様にとって実り多き年になりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。