2024年03月26日
国連NGO女性の地位委員会(CSW)68フォーラム パラレルイベントに参加しました。
2024年3月12日に、国際協同組合同盟アジア・太平洋地域(ICA-AP)女性委員会と信用事業・銀行委員会が共催する、国連NGO女性の地位委員会(CSW)68フォーラム パラレルイベントが開催されました。日本生協連からは、ICA-AP女性委員会委員長を務める新井ちとせ副会長が参加しました。
本イベントは、国連女性の地位委員会(CSW)本会議の会期中に世界のNGOや市民団体により開催される「第68回国連NGO女性の地位委員会フォーラムのパラレルイベント」として開催されたものです。アジアをはじめヨーロッパ、アフリカ地域から80名が参加しました。
今年の国際女性デーのテーマが「女性に投資を。さらに進展させよう」であることを踏まえ、「アジア・太平洋地域における協同組合の融資が女性のエンパワーメントに与える影響」をテーマに、日本、インド、ネパール、フィリピン、タイから報告が行われました。金融協同組合の競争上の強み、ジェンダー平等の推進するための継続的な課題、それを克服するための具体策などについて議論が交わされました。
開会挨拶でICA-AP女性委員会 新井ちとせ委員長(日本生協連副会長)は、「女性協同組合関係者への投資は、女性のエンパワーメントと持続可能な開発に関して望ましい結果をもたらしているものの、今後取り組みを一層強化しなければならない」とし、「女性たちの経済的エンパワーメントを促進し、自分の能力を存分に発揮できる環境づくりを、どのようにして協同組合運動全体で進めていくことができるのかをみなさんと一緒に考えていきたい」と述べました。
また、「協同組合は女性組合員の新たなニーズや期待に応えるために、商品やサービスにおいてどのようにイノベーションとジェンダー・インクルージョンを推進しているか」をテーマとしたセッションでは、日本コープ共済生活協同組合連合会 渉外・広報部の西本有希氏がCO・OP共済を紹介し、1984年の誕生からの歴史、特にCO・OP共済《たすけあい》女性コースの開発の背景や改定を紹介しながら、「CO・OP共済は地域生協の組合員の主体である女性の声を聴きながら発展してきた」と述べました。