2022年10月28日
家庭向け電気料金、昨年11月から急上昇。前年比125%~135% ~日本生協連「家計・くらしの調査」から~
日本生協連は、約1,000名の家計調査モニターの協力をえて、毎月「家計・くらしの調査」を実施しています。
調査では、2021年11月から電気料金の急上昇が見られ、2022年の3~4月には、前年比135%まで上がり、その後も125%前後で推移しています。
モニターからも、電気料金に関わる声が多く寄せられており、収入が増えない中で、家計に大きな負担となっていることがわかります(図1)。
今後、更なる値上げが見込まれ、政府も料金値上げの抑制対策を進めるとしていますが、実効性ある対策が求められています。
電気料金値上げに対するモニターの声
- 食品やガソリンの値段が高くなるのも苦しいですが、電気代やガス代の高騰も厳しいです。これからまだまだ上がると聞きました。給料は上がるどころか、下がっており、ボーナスもカットです。先行き不安です。(6月 兵庫県60代)
- 電気料金の高騰に悲鳴を上げています。今年の7月分は、387kwh13782円です。昨年は同kwhで9295円でした。4487円増で1.5倍の値上がりです。1から7月分の電気料金の合計は、前年比で32227円増です。年金生活者の私たちは、どう生活すればよいのか?不安が募ります。(7月 千葉県80代)
- 電気使用量は確実に5%以上減なのに、料金は変わりません。この暑さで来月は削減できるでしょうか?(7月 宮城県60代)
- 一年前は燃料調整額がマイナス3.11円で使っても引かれて嬉しい電気代が今はプラス4を越し、9月は5や6台に上がる。電気会社を安い所に替えているが、こんな状況では安さを感じなくなりそうです。(8月 神奈川県60代)
- 家計簿を毎月集計して食費と電気代が圧倒的に高額なのにびっくりです。すごく節電しているつもりだったのに、食事も粗食だと思っているのにこれ以上の節約はストレスになる、皆さんもそうなのでしょうか?(6月 神奈川県40代)
- 大きな支出はないですが、光熱費の高騰をひしひし感じています。電気代節約したいけど、熱中症予防でエアコンをケチれないし...。(7月 兵庫県70代)
- 電気代のこの高さはなんだろうか?とびっくりする今日この頃です。(8月 兵庫県60代)
- 値上げ、値上げで、生活が大変です。特に電気料金の値上げです。1月から8月までの8ヶ月で、昨年より51500円高くなりました。(8月 千葉県80代)