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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2022年01月01日

新しい年を迎えて

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日本生活協同組合連合会
代表理事会長 土屋 敏夫

 新年あけましておめでとうございます。


 日ごろより生協の事業・活動にご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。


 2020年以来、新型コロナウイルス感染症によって社会は大きく変化しました。感染の流行を繰り返すなかで、くらしも大きな影響を受け続け、経済・社会が抱える矛盾や課題が顕在化しています。


 生協の事業・活動においても、くらしに貢献するための課題が浮き彫りとなり変革が急がれています。貧困・格差の拡大や社会的孤立・分断の進行が懸念される中で、地域に根差した助け合いの組織としての生協・協同組合が果たすべき役割はますます重要になっています。


 2030年ビジョンで掲げた「安心してくらし続けられる地域社会」を、誰一人取り残すことなく築き上げていくため、行政や他の協同組合、諸団体とのネットワークをより豊かなものにしながら、引き続き各地域から支え合いの実践を広げていきましょう。


 昨年1月には、「核兵器禁止条約」が喜びと希望とともに発効を迎えました。この歴史的合意は核兵器のない世界と多国間の軍縮への明確な意思表示であり、被爆者をはじめ核兵器廃絶のために活動されてきた方々の努力の結晶です。市民社会と幅広く連携しながら、世界平和の実現に向けて着実に歩みを進めましょう。


 「生協の2030環境・サステナビリティ政策」が2021年の第71回通常総会で報告されました。全国の生協とともに、事業所における温室効果ガス削減や再生可能エネルギーの開発・普及、プラスチック使用量や食品ロスの削減などを進め、組合員とともに地球温暖化対策に取り組んでいきましょう。


 2022年も感染症対策の下でのくらしが続きます。全国の生協・協同組合のつながる力で2030年ビジョン実現に向けてともに未来を切り拓いていきましょう。


 本年も、皆さまのいっそうのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。