2021年03月01日
「東日本大震災を忘れないつどい ~3.11から10年~」を開催しました
日本生協連は、全国の生協と連携しながら、東日本大震災の被災地支援を継続してまいりました。
発災から10年となる今年、被災地の生協とともに、東日本大震災の被災状況と支援活動を振り返り、教訓を学ぶシンポジウム「東日本大震災を忘れないつどい ~3.11から10年~」を2021年2月19日(金)にオンラインにて開催しました。
開会にあたり、日本生協連代表理事会長の本田英一は、「10年間復興に向けて奮闘した被災地の組合員、生協役職員そして、それを支えた全国の生協に敬意を表すとともに、東日本大震災を振り返り、教訓を学び合い、継承していきましょう」と述べました。
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続く、被災地生協を代表したあいさつでは、みやぎ生協 大越健治 代表理事 専務理事より、全国各地の生協による支援に対する感謝や、いまだに続く原発事故よる風評被害や孤立を防ぐコミュニティの減少といった課題についてお話がありました。
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みやぎ生協 大越健治 代表理事 専務理事
基調講演では、東北大学災害科学国際研究所 柴山明寛准教授から、東日本大震災の概要や日本での災害リスクなどを交えて東日本大震災から学べることや教訓についてお話いただきました。また、生協が行ってきた災害時の活動を次の災害に活かせるようにまとめ、それを次の世代へ残し、今後の災害支援の教訓とすることへの期待が述べられました。
その後、被災地4生協(いわて生協、みやぎ生協、コープふくしま、福島県生協連)の活動が報告され、被災地での支援活動から得た教訓や今後の復興支援で大切にしたいことなどの意見交換を行いました。
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柴山明寛准教授(左)による基調講演
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日本生協連と全国の生協は、引き続き、東日本大震災の教訓の継承に力を入れるとともに、被災地の復興を支援してまいります。