2019年10月10日
ロシアのカルーガでの国際協同組合フォーラムに参加しました
ロシア連邦消費者組合中央会セントロソユーズ主催の国際協同組合フォーラムが、2019年9月19日~20日にモスクワ近郊のカルーガで開催されました。日本生協連からは新井ちとせ副会長が出席し、その他、ロシア政府やロシアの協同組合関係者、36か国の協同組合の関係者らが参加しました。
フォーラムでは生産協同組合の全国大会が行われ、ロシアの生協が、都市部から離れた遠隔地方の人々の生活や、食料供給、貿易を行う上で不可欠な存在になっていることが報告されました。また、活性化のために「地域ブランドの創造と促進」に取り組んでいることなどの紹介がありました。
各国の参加者からはそれぞれ協同組合の取り組み報告がなされ、新井ちとせ副会長は日本の生協の、トラックを店舗にして山間部などの買い物困難地域に移動で販売を行う「移動販売車」や、配達先の一人暮らしの高齢者の安否を確認する「地域見守り活動」などの福祉活動を紹介し、多くの参加者が興味を示していました。
また、会場には物産展も併設されていました。物産展では、ロシアの様々な地域の農産物や民芸品が展示され、実際に生産者が商品を手に紹介されました。「どのような場所でどのように生産されたのか」自分たちの地域の説明に加え、商品の試着や試食もすすめていました。