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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2017年03月08日

奨学金や教育費に関して、生協組合員から寄せられた声を紹介します

 日本生協連では、奨学金制度改善に向けた取り組みの一環として、全国の生協に呼びかけ、奨学金制度や教育費に関する声を記入できる「奨学金について言いたいことカード」の配布・集約を行っています。

 この度、2017年2月28日までに全国の生協から寄せられた、奨学金や教育費に関する声を紹介します(集約期間:2016年9月~2017年2月)。生協組合員の中には、大学生をはじめ子どもを持つ親も多く、奨学金制度のあり方について大きな関心が寄せられています。

 日本生協連では、今回寄せられた声をもとに、奨学金制度改善に向け今後も取り組んでまいります。

announce_170308_01_01.jpg寄せられた「奨学金について言いたいことカード」の一部

寄せられた主な声

  • 金銭的なもののために、自分の大切な思いや夢をあきらめるのは本当に辛く、(借金を)背負うのも苦しいことです。義務や責任だけでお金は払い続けられるのではないと思います。
  • わが家は4人のうち3人が月10万の奨学金を利用して私立大学と専門学校を卒業しました(4人目の末子は現在高校生ですが恐らく利用します)。皆、卒業と同時に480万の借金持ちです。わが家のような裕福ではない家庭にはありがたい制度であり、現在問題なく返済を続けていますが、長い返済、何事もなければいいですが…と不安はあります。
  • 私の娘2人は県内の短大、専門学校へ進学でしたので奨学金は利用しませんでした。私の職場(保育所)の20代の子たちは毎月2万円~6万円を返済しています。その中で正規雇用はわずかでほとんどが臨時職員です。20代から収入の中からローン返済。これでは結婚も…。おかしい制度は改めるべきです。大学生も少ないという少子化なのになぜ?わが国はおかしい!
  • わが家はUターン家族なので、再就職先にはボーナスがなく、夫婦とも最低賃金クラスの給料しかありません。しかし、1人息子の夢を叶えるため4年生大学へ進学させました。私は身体障害者手帳を交付されている障がい者です。また、主人も私も持病を抱えており、一生病院とは縁が切れません。お陰様で「無利子型」の奨学金を借りていますが、卒業後の本人の返済を考えると気が遠くなります。自宅から通える所に大学がなく、大阪へ行っているので、生活費も大きいです。「給付型」が増えるといいですね。期待しています。
  • 子どもがめざしたい夢に向かって応援したい気持ちと裏腹に、経済的な面で悩み奨学金の利用をせざるを得ない今の時代に、卒業と同時に多額の借金を背負わす事は悲しい事だと思います。未来ある子どもに夢を持たせられるような制度を望んでいます。
  • 社会人になって、これから「学んできたことを生かして社会のために頑張ろう」としている若い人たちにとって、働く前から大きな借金を抱えていると希望や意欲にもつながりません。心から世の中のことを考えている人をもっともっと増やすためにも給付型の奨学金を増やしてください。日本の未来のために必要です。
  • 子どものために用意しないといけないお金が高すぎます。奨学金も含めて負担感を無くしていかないと、子どもを持とうと思う人が減っていく一方だと思います。
  • 私の子どもは今小学3年生と幼稚園年中なのですが、10年後には奨学金制度がどうなっているのか、教育費がどのくらいかかるのか、とても不安に思います。少しでも子どもたちに負担がなく学べる環境を親として与えていけたらなと思います。
  • 日本は教育に使う税金が少なすぎる。学費が高い。子どもが生まれてすぐ郵便局で積み立てをしたが足りなかった。奨学金は借金になるので借りなかったが学費を払うのが大変だった。また大学での部活も遠征、旅費や道具などお金がかかり、生活費や学費以外にもすごくお金がかかるので大学での学生生活、お金がないと続けられない。