2016年11月30日
FSCジャパンセミナー「企業の責任調達―日本の人々に未来を届ける― 」においてFSC認証普及に向けた取り組みを紹介しました
2016年11月22日に開催されたFSCジャパン主催 FSCジャパンセミナー「企業の責任調達―日本の人々に未来を届ける― 」において、日本生協連 菓子飲料部 部長の大西伸一が登壇いたしました。
日本生協連は、国際的な森林管理の認証を行うForest Stewardship Council®(森林管理協議会、以下FSC®)が「適切に管理された森林資源」からの木材を使った製品であることを保証した"FSCマーク"を、コープの紙パック飲料やティッシュペーパーなどに表示しています。
FSCは、森林の管理や伐採が、環境や地域社会に配慮して行われているかどうかを評価し、それが行われている森林を認証します。さらに、その森林から生産された木材や木材製品(紙製品を含む)に、独自のロゴマーク(FSCマーク)を付けることを認証します。これらを通してFSC認証商品は、「原料の木がどこの森で伐採され、その後どこで加工・流通してきたか」の履歴が確認できるようになっています。消費者はFSCマークの付いた商品を買うことで、世界の森林保全を間接的に応援できる仕組みです。
時代の潮流として、企業や組織に対し、環境・社会の点から見てリスクのない事業を行うことが求められるようになるなか、FSC認証への関心も高まっています。また、より良い社会に向けて、人や社会・環境に配慮した消費行動(倫理的消費)への関心が少しずつ広まっています。
このセミナーでは、実際にFSC認証商品の調達に取り組む企業・組織の事例紹介やパネルディスカッションを通じて、責任調達に向けた企業・組織の取り組みの現状が紹介されました。
日本生協連からは、「FSC認証普及に向けた日本生協連の取り組みについて」と題し、FSC認証商品に関する組合員学習活動の取り組みや、生協の宅配・店舗でのFSC認証商品の訴求方法などを紹介しました。またパネル・ディスカッションでは、イオンリテール株式会社、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社、日本マクドナルド株式会社ご担当者とともにパネラーとして登壇し、企業の責任調達について意見を述べました。
会場では、FSC認証商品であるCO・OPミックスキャロットを配布し、来場者に紹介いたしました。
日本生協連では今後も、FSC認証の普及に努めることを通して、消費者・組合員とともに環境保全に取り組んでまいります。