2016年11月29日
震災復興支援交流会を開催しました
日本生協連は、2016年11月24日、全国の生協組合員・役職員など60人の参加のもと震災復興支援交流会を東京で開催し、被災地の現状や今後の支援活動の課題について、交流を深めました。
生協くまもとがサロン活動「こーぷ喫茶」で行っている手遊びの紹介
初めに、内閣府政策統括官(防災担当)付 参事官(普及啓発・連携担当)付 参事官補佐 本多敏彦さんから「地域の防災力向上に向けた取り組み~自助・共助の推進~」と題した基調講演がありました。災害時における地域連携の重要性や、災害被害を軽減するための防災の取り組みについてお話されました。
続いて、全国社会福祉協議会地域福祉部 全国ボランティア・市民活動振興センター 副部長 園崎秀治さんから「社会福祉協議会(災害ボランティアセンター)と連携協働」と題した基調講演がありました。阪神・淡路大震災をきっかけに、被災者からの支援ニーズとボランティアの活動をつなぎ、ボランティアの力を生かすために設置されるようになった「災害ボランティアセンター」の活動や、被災地支援で見られる課題についてお話されました。
続いて、生協くまもと副理事長 迫和久さんから「平成28年熊本地震災害への生協くまもとの対応」の報告がありました。現在の被災地支援活動は避難所から仮設住宅への支援に移行し、西原村、益城町、熊本市内の仮設住宅でサロン活動「こーぷ喫茶」を9月から始め、被災者の交流に役立っていることなどをお話されました。
この後「東日本大震災の復興支援取り組み報告」と題して、いわて生協、みやぎ生協、コープふくしま、福島県生協連から、東日本大震災から5年が経過した被災地の状況や、各生協が行っている支援活動の報告がありました。
最後に参加者は、「基調講演と報告を聞いて『最も心に残ったこと』」、「災害から普段のくらしを取り戻すために生協としてできること」、「これから取り組みたいこと」について、話し合いました。
日本生協連と全国の生協は、これからも地域のさまざまな皆さまと連携しながら、復興支援活動や震災を忘れない取り組みを進めてまいります。