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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2016年07月29日

「第94回国際協同組合デー記念中央集会」が開催されました

 2016年7月27日、「第94回国際協同組合デー記念中央集会」が、日本協同組合連絡協議会(略称:JJC)と国際協同組合年記念協同組合全国協議会(略称:IYC記念全国協議会)の共催で、東京都内で開催され、全国の協同組合関係者、学識者、マスコミ関係者など約300人が参加しました。
 ※IYC記念全国協議会:2012年の国際協同組合年に向けて活動したIYC全国実行委員会が掲げた目的を継承した、協同組合組織などでつくる協議会。

 

 集会の冒頭、国際協同組合同盟(略称:ICA)のビデオ・メッセージ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が紹介されました。その後、外務省 国際協力局 地球規模課題総括課の西岡達史課長から「日本政府による『2030アジェンダ』への取組」と題した報告をいただきました。


 基調講演は、牧師でNPO法人「抱樸」の奥田知志理事長によって「震災復興・持続可能な未来 貧困からの脱却・平和について―協同組合への期待―」をテーマに行われました。熊本地震の被災者支援を通して見えてきた課題や、経済的困窮と社会的孤立という二つの貧困にどのように対応するかが問われていることなどについて提起がありました。

 

講演する奥田理事長
講演する奥田理事長

 続いて「協同組合が創る持続可能な未来~東日本大震災から5年の今、考える~」をテーマにパネルディスカッションが行われました。JC総研 前田健喜協同組合研究部部長をコーディネーターとして、釜石地方森林組合 高橋幸男参事、日本労働者協同組合連合会 田中羊子専務理事、JC総研 阿高あや副主任研究員、コメンテーターとして奥田理事長から東日本大震災の復興に向けた、それぞれの実践事例を紹介いただきました。支援の現場では、助ける・助けられるの関係が相互に起きており、助け合いながら地域コミュニティづくりが進められていることについて、意見交換が行われました。

 

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パネルディスカッションの様子