2016年03月03日
「ふくしま支援交流会~これまで・現状・これから~」を福島県で開催しました
2016年2月23日~24日、コープふくしまが主催する「ふくしま支援交流会」が開催されました(後援:日本生協連、国際放射線防護委員会)。
東京電力福島第一原子力発電所事故から5年を迎え、これまでの取り組みを振り返り、現時点の問題を見つめ、これからを考える場として開催しました。全国の生協組合員・役職員・地元福島の生産者団体など、関係諸団体を含め約140人が参加しました。
はじめに、コープふくしま宍戸常務理事から「これまでのコープふくしまの放射能汚染に向き合った取り組み」の報告があり、続いて国際放射線防護委員会、放射線影響研究所の丹羽先生から「生協の取り組みに関わった専門家としての感想」をお話しいただきました。被ばく線量を測定し、正しく知ることが、差別や風評の克服につながっていくことをあらためて確認することになりました。
次に、下記の5テーマに沿って、全国の生協から取り組み報告を行いました。
- テーマ1
- 全国の協力で実現した食事調査・外部被ばく調査活動
- テーマ2
- ふくしまの子どもたちと各地の親子の交流
- テーマ3
- 仮設住宅での寄り添い活動
- テーマ4
- ふくしま農産物支援と生協事業への組み入れの展望
- テーマ5
- 被災地視察で感じたこと
その後、5つのテーマ別の分科会に分かれて交流し、支援を続けることの重要性や、大切にしたい視点などを話し合いました。
2日目はバスで飯舘村、富岡町を中心に福島県内の被災地を視察しました。車窓には、除染土を入れた大きな黒い袋(フレコンバッグ)が積み上げられた光景が一面に広がり、多くの参加者が言葉を失いました。