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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2015年11月19日

フランスで開催された「原子力事故後の汚染物資管理に関する最終ワークショップ」で、コープふくしまと日本生協連が報告しました

2015年11月12日~13日にパリ(フランス)で開催された、NERIS(欧州原子力放射能災害対策フォーラム)・PREPAREプロジェクト※「原子力事故後の汚染物資管理に関する最終ワークショップ」に、コープふくしま 野中俊吉専務理事と、日本生協連 商品検査センター長が参加しました。

※NERIS(European Nuclear and radiological Emergency management and Rehabilitation strategies Information web Site)・PREPAREプロジェクト:1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故後に欧州連合(EU)の援助で活動してきた同フォーラムが、2011年の東京電力福島第1原子力発電所事故後、あらためてEU共通の準備計画ガイドラインを策定するため、2013年に立ち上げたプロジェクト。

ワークショップでは、東京電力福島第1原子力発電所の事故に関連して、コープふくしまと、日本生協連や全国の生協が取り組んださまざまな活動(放射能学習会の開催、外部被ばく量調査、除染ボランティア、家庭の食事からの放射性物質摂取量調査、内部被ばく量調査、募金活動、土壌スクリーニング、福島県の子ども保養活動など)について報告しました。

ワークショップでの報告の様子
ワークショップでの報告の様子

ほかに、日本からは福島県二本松市の有機農業農家、福島大学研究者などからの報告もあり、欧州各地で開催された行政・専門家と消費者団体、生産者、事業者などとのパネル討議の状況などが報告されました。このプロジェクトを通じて欧州の行政機関・専門家と消費者、事業者などとの結びつきができ、日本の経験を共有できたことが成果として上げられ、今後、事業者との対話の拡大も課題であると確認されました。

☆食品中の放射性物質問題への日本生協連の対応については、こちら
☆ 家庭の食事からの放射性物質摂取量調査の結果については、こちら