ページ内を移動するためのリンクです

日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2015年03月06日

地域の高齢者を支える、生協の「見守り活動」
協定締結自治体は全市区町村の4割超に

日本生協連と全国の生協では、さまざまな事業や活動を通して、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりに取り組んでいます。
全国で1,000万世帯以上にご登録いただいている生協の宅配や夕食宅配では、毎週同じ曜日(夕食宅配では週5日)の同じ時間に、同じ担当者が商品をお届けしています。地域をよく知り、組合員や高齢者と直接お会いする機会が多いという特長を生かし、自治体などとの「地域見守り協定」の締結が進んでいます。
協定は担当者が配達の際、組合員や地域の高齢者などの異変に気付いた場合、事前に取り決めた連絡先に速やかに連絡・通報を行うというものです。

コープこうべの夕食サポート(夕食宅配)「まいくる」お届けの様子
コープこうべの夕食サポート(夕食宅配)「まいくる」お届けの様子

■全市区町村の4割超に当たる707市区町村と協定を締結
「地域見守り協定」の締結件数(地域・職域・福祉生協計)は2015年2月末日現在、全国43都道府県の85生協と自治体などとの間で1,000件まで拡大しています(資料参照)。これは、2014年3月末(39都道府県80生協677件)から、締結件数で約1.5倍となり、締結市区町村数707は、全市区町村(1,742)の4割(40.6%)に当たります。
締結道府県数は26で、今回初めて全都道府県数の半数を超えました。

■認知症者に対応できる職員の養成も進んでいます
全国の生協では厚生労働省が推進する「認知症サポーター100万人キャラバン」に賛同し、2008年度から「認知症サポーター養成講座」を開催し、職員の受講を進めています。
2015年2月末時点の認知症サポーターは総計2万2,166人(全国の地域生協職員約10万人の22%。うちキャラバンメイト※は1,761人)になりました。

※「認知症サポーター養成講座」の講師役を務める、「キャラバン・メイト養成研修」修了者のこと。


■通報だけでなく、救護や消費者被害を防いだ事例も
協定では、「届けた商品や弁当が、手つかずのまま残っている」「部屋の電気がついたまま」「街中を徘徊(はいかい)している人がいる」などの異変に気付いた際、指定された行政窓口に通報を行っています。
協定締結が進む中で、通報だけでなく、「雪に埋もれていた高齢者を発見し、救助した」(コープさっぽろ)、「訪問販売業者の居座りでお困りになっていた高齢の組合員に寄り添った」(コープぎふ)、「熱射病で倒れていた女子高生を救護した」(おかやまコープ)など、救護や消費者被害を防ぐなど、さまざまな事例が報告されています(事例参照)。

生協はこれからも、地域に密着した事業や活動を広げ、地域社会に貢献してまいります。

<参考>

生協と自治体の「地域の見守りなどに関する協定」の締結状況
日本生協連・広報部調べ(2015年2月末現在)
※その他は、社会福祉協議会など
都道府県  市区町村数 協定締結生協名 「地域見守り協定」締結件数
都道府県 市区町村 ※その他
1 北海道 179 コープさっぽろ  1 112  
2

 
青森県

 
40

 
コープあおもり 1 36  
青森県民生協 1 5  
コープとわだ 1 4  
生活クラブ生協青森 1 2  
3 秋田県 25 コープあきた   2  
4 岩手県 33 いわて生協   22  
5 宮城県 35 みやぎ生協 1 35  
6
 
山形県
 
35
 
山形県生協連 1    
生協共立社 1 1  
生活クラブ生協やまがた 1    
7
 
福島県
 
59
 
コープふくしま 1 10  
福島県南生協 1 2  
コープあいづ 1 7  
8


 
茨城県


 
44


 
いばらきコープ 1 37  
パルシステム茨城 1 37  
よつ葉生協 1 6  
常総生協 1 4  
生活クラブ生協茨城 1 5  
9
 
栃木県
 
26
 
栃木県生協連 1    
とちぎコープ 1 8  
よつ葉生協 1 2  
10 群馬県 35 コープぐんま 1 11  
パルシステム群馬 1    
11
 
千葉県
 
54
 
千葉県生協連 1    
コープみらい 1 47  
パルシステム千葉 1 13  
生活クラブ生協千葉 1 1  
なのはな生協 1    
12
 
埼玉県
 
63
 
コープみらい   35  
生活クラブ生協埼玉   2  
パルシステム埼玉 1 21 1
13


 
東京都


 
62


 
東京都生協連 3    
コープみらい   27  
パルシステム東京   18  
東都生協   6  
生活クラブ生協東京   2  
14






 
神奈川県






 
33






 
ユーコープ 1 2  
パルシステム神奈川ゆめコープ 1 1  
うらがCO-OP 1    
生活クラブ生協神奈川(5生協) 5    
ナチュラルコープ・ヨコハマ 1    
福祉クラブ生協 1 2  
全日本海員生協 1    
富士フイルム生協 1    
東都生協 1 4  
15 静岡県 35 ユーコープ 1 19  
16 山梨県 27 ユーコープ 1    
パルシステム山梨   16 1
17 長野県 77 コープながの 1 9  
18 新潟県 30 コープにいがた 1 1  
新潟総合生協 1 4 1
19 富山県 15 富山県生協   6  
CO・OPとやま   4  
20 石川県 19 コープいしかわ 1 15  
21 福井県 17 福井県民生協   6  
22 愛知県 54 コープあいち   23  
一宮生協 1    
かりや愛知中央生協 1    
トヨタ生協   1  
23 岐阜県 42 コープぎふ   15 1
24 三重県 29 コープみえ   2  
25 滋賀県 19 コープしが   5 1
26 奈良県 39 ならコープ 1 16  
27 京都府 26 京都生協 1 14 6
28 大阪府 43 大阪いずみ市民生協 1 6 2
大阪よどがわ市民生協   8  
コープこうべ 4 2  
29 兵庫県 41 コープこうべ 1 27  
30 岡山県 27 おかやまコープ   9 2
三井造船生協 1    
31 広島県 23 生協ひろしま   3  
32 鳥取県 19 鳥取県生協 1 19 1
33 山口県 19 コープやまぐち 1 10 1
34 香川県 17 コープかがわ   1  
35 徳島県 24 とくしま生協 1   1
36 愛媛県 20 コープえひめ   15  
37 高知県 34 こうち生協 1   2
38 福岡県 60 エフコープ 1 55  
グリーンコープふくおか 1 55  
39 佐賀県 20 コープさが   1  
40 長崎県 21 ララコープ   1  
41 大分県 18 コープおおいた   1 2
42

 
宮崎県

 
26

 
宮崎県生協連 1   1
コープみやざき 1   1
みやざき福祉生協 1   1
グリーンコープみやざき 1   1
43 沖縄県 41 コープおきなわ   2 3
締結件数合計 61

908

31
総締結数 1,000
「地域見守り協定」を締結した生協の実数 85
「地域見守り協定」を締結した都道府県の実数 26
「地域見守り協定」を締結した市区町村の実数 707
 

■締結件数推移

2013年3月末:28都道府県の41生協が231協定を締結(自治体などの重複含む)
2013年7月末:31都道府県の57生協が396協定を締結( 同上 )
2014年3月末:39都道府県の80生協が677協定を締結( 同上 ) 。市区町村数503(全市区町村1,742の28.9%)
2014年10月末:43都道府県の81生協が829協定を締結( 同上 ) 。市区町村数596(同34.2%)
2015年2月末現在:43都道府県の85生協が1,000協定締結( 同上 )。市区町村数707(同40.6%)

<事例1>
■除雪していたご主人がいない!「アラッ!?」と気づいて間一髪。
旭川市/70代男性/2014年1月4日
配達先に到着した時、旦那さんが車庫の上の雪下ろしをしていました。
「こんにちは~。お世話になっています!」と声をかけて家に入って、商品を渡して出てきたら・・・雪下ろしをしていた旦那さんが居ないことに気づきました。「まさかなぁ」なんて思いながらのぞいてみますと、雪の中から2本の足が!「大丈夫ですか?」の声にもすぐに返事が聞こえて無事を確認。あわてて掘り出しました。「どこか傷めていたら困りますから、病院へ行ったほうがいいですよ」と言って再び配達へ。
翌週、配達に伺ったら奥さまから「ありがとう」とお礼を言われました。それにしても大きなケガもなく、大事にならなくてよかったです。
(コープさっぽろ「高齢者見守りの取り組み・トドック2013年度の報告」より:原文、一部修正)

<事例2>
■「助けなきゃ」の一心でした:釜石センター共同購入担当
配達のときにいつもお会いできるAさん。
昨年2月、玄関の鍵が開いているのに姿が見えず「おかしいな」と思い、声を掛けながら部屋に上がりますと、横になったままろれつも回らない状態でした。驚くと同時に、寒がってたAさんに毛布を掛けて必死に救急車を呼びました。今では個人宅配を再開できるまで回復され本当によかったです。
■助けてくれてありがとう!:Aさん
風邪をひき・ファンヒーターで暖を取りながら休んでいましたが、動けなくなりました。灯油が切れて寒いまま4日間。「発見があと1日遅かったら手遅れだったでしょう」とお医者さんに言われました。見つけてもらって九死に一生を得ました。ありがとう!
(いわて生協機関紙「HELLOコープ」2015年1月号より:原文、一部修正)

<事例3>
■お届けした商品が置いたまま・・・!?
午前中に班配達でお届けした商品が、午後の配達で前を通ったときにも取り込まれていませんでした。高齢の女性で一人暮らしですので、「もしや」と思い、お訪ねしたら、玄関先で動けなくなった組合員さんがおられました。救急車を呼び、井原市の「ハートフル」(緊急時の連絡ネットワーク)に問い合わせて、娘さんと連絡をとりました。
(おかやまコープ機関誌「くらしとなかま」2014年11月号より:原文、一部修正)

<事例4>
■益田センターの日報から(抜粋)
配達時に組合員宅に見知らぬ男性がいましたが、「こんにちは!生協です!」と商品をお届けしますと、訪問営業の方で、「○○にヒビが入っているので交換した方が良い。△△を作った方が良い。」と組合員さんに強い口調で話されていました。組合員さんは、少し困った様子でした。たまたま営業の方に電話が入り、席を外した際に、「実は断りたいんやけど、押しが強くてなかなか断れん。困ったなぁ」と話されましたので、「断るまで僕も一緒にいますんで大丈夫です」とお話しし、荷下ろしが終わった後も一緒にいることにしました。・・・中略・・・なんとか組合員さんはお断りすることができました。「助かったわ。ありがとう!次の配達があるのに悪かったねぇ」と言われました。
(コープぎふ部内報2014年10月号より:原文、一部修正)

☆各地域の締結詳細につきましては、当該地域の生協にご確認をお願い致します。
☆プレスリリース全文は、こちら(PDF:459KB)