2015年03月03日
「核不拡散条約(NPT)再検討会議」に向けた生協代表団の結団式と
「ピースアクション2015」キックオフ集会を開催しました
日本生協連は、2015年4月からニューヨークで開催される「核不拡散条約(NPT)再検討会議」に派遣する生協代表団の結団式と、生協の平和の取り組み「ピースアクション2015」※のキックオフ集会を、2月28日にコーププラザ(東京都渋谷区)で開催し、代表団参加予定者や関係者など189人が参加しました。
※ピースアクションとは:生協では、「平和とよりよき生活のために」という理念のもと、平和活動「ピースアクション」に取り組んでいます。自分たちの住んでいる地域から、平和について考え、学習するさまざまな取り組みを進めています。
生協代表団の結団式では、はじめに、代表団団長を務めるコープこうべ 本田英一組合長理事より、「全国の生協が2015年NPT再検討会議でめざすことは、被爆者の悲願でもある核兵器廃絶に向けた具体的な道筋や実効性のある措置が盛り込まれた合意文書が採択されることです。そのために現地で多くの関係者に、被爆者の声や被爆の実相を伝えたいと思います」との開会あいさつがありました。
次に、日本生協連より今回の生協代表団の概要や現地での活動の説明を行いました。
○生協代表団の概要
・NPT再検討会議に向けた生協代表団:45生協93人
・日本原水爆被害者団体協議会(略称:日本被団協):49人
また、現地で行動をともにする日本被団協の中村雄子事務局次長より「被爆者は高齢化しており、原爆パネル展や、学校などでの被爆体験証言活動などのサポートをぜひお願いしたい。生協の皆さまを頼りにしています」とのごあいさつがありました。
結団式に続いて行われた「ピースアクション2015」キックオフ集会の冒頭には、日本被団協の皆さんの現地行動を支えるために、全国の生協で取り組まれた被爆者支援募金1,000万円の贈呈式が行われました。
続いて、(公財)ヒロシマ平和文化センター 湯浅敏郎常務理事より「核兵器をめぐる世界の動向と2015年NPT再検討会議に向けた取り組みについて」と題したご講演をいただきました。更に、全国の生協が取り組んできた平和活動を代表して、みやぎ生協、ユーコープ、広島県生協連と長崎県生協連から活動報告がありました。その後、全体交流を行い、戦後70年となる節目の年に、生協の平和活動を広げていくことを確認しました。
日本生協連と全国の生協は、NPT再検討会議への生協代表団の派遣や、「ピースアクション2015」の取り組みを通して、核兵器の廃絶と平和な社会の実現をめざします。
☆全国の生協の主な平和の取り組みは、こちら