新しい年を迎えて 日本生活協同組合連合会　会長　浅田克己

日ごろより生協の事業・活動にご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2013年11月、国際協同組合同盟（ICA）大会が初めてアフリカで開かれました。私もこの大会に参加し、各国それぞれの協同組合が社会的な課題解決に向けて着実に実践を積み重ねることが、協同組合発展の原動力であることを実感しました。

東日本大震災から、間もなく3年がたとうとしています。被災地の復興は未だ道半ばです。この間、生協では多くの皆さまとご一緒に、さまざまな復興支援活動に取り組んでまいりました。これからも、助け合いの組織として、被災地・被災者に寄り添う活動を継続してまいります。

地域のくらしの安心を支えることをめざして、各地の生協で「夕食宅配」事業や地元自治体との「地域見守り協定」「災害物資協定」の締結などの取り組みが大きく広がっています。こうした事業と活動の連携を通じて、地域とのつながりをいっそう強め、地域社会に貢献してまいります。

この春には、17年ぶりに消費税が増税されます。生協は、厳しさを増す組合員のくらしをさまざまな事業を通して支えるとともに、関係者の皆さまのご協力をいただきながら、くらしの問題の解決につながる多様な活動をさらに推し進めてまいります。

本年も、皆さまのいっそうのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。