2008年02月08日
中国関連のコープ商品について調査を進めています
日本生協連のコープ商品による重篤な中毒事故という事態を発生させ、多くの消費者、生協組合員の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
日本生協連では、今回の農薬中毒事件を受けて、新たに緊急調査を進めていきます。農薬検査、過去の品質管理状況の調査、現地工場の点検などを改めて実施し、商品の安全性を確認していく予定です。対象は中国製造商品などパッケージに中国に関連する表記がある商品など265品目のコープ商品です(下表参照)。
調査結果につきましては、中間報告も含めて、今後ホームページなどを通してお知らせしてまいります。
○対象商品
調 査 対 象 | 品目数 | 備 考 |
1.中国で製造と最終包装が行われている商品 | 145 | パッケージ一括表示(枠内)に「原産国 中国」の表示あり |
2.主な原料が中国産で、日本国内で製造している商品 | 83 | パッケージ一括表示(枠内)に「原料原産地 中国」または「原産国 中国」の表示あり |
3.日本国内で製造し、パッケージに表示している商品説明に中国に関連する表記がある商品 | 33 | |
4.中国以外の国で製造し、中国で最終包装している商品 | 4 | |
合 計 | 265 |
○調査の内容
1.農薬検査
日本生協連の商品検査センターと外部の検査センターにおいて、有機リン系農薬メタミドホスとジクロルボスの2種類の検査を実施しています。
2.これまでの検査と品質管理状況の点検
これまでの現地点検、現地もしくは日本での検査状況、工場の品質管理状況、駐在体制などの現地管理状況について、製造委託先へのアンケート調査を実施しています。
3.工場点検
265品目のうち、中国で製造と最終包装が行われている145品目を優先させて、これらを製造している約50の工場について現地点検を行います。2月中に実施する予定です。
4.次回生産時の立会い点検
次回に生産する際に、日本側(取引先,輸入商社、現地駐在員等)による立会いと点検を行います。
5.製品の農薬検査
従来から実施している原材料段階の農薬検査だけでなく、製品段階での農薬検査の実施を計画します。