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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2008年02月04日

みやぎ生協回収の「CO・OP手作り餃子」、 袋包材からのジクロルボス等の検出について

2008年2月20日

報道関係 各位

日本生活協同組合連合会

みやぎ生協回収の「CO・OP手作り餃子」、
袋包材からのジクロルボス等の検出について

日本生協連が販売している「CO・OP手作り餃子40個入り(560g)」において、有機リン系殺虫剤が原因と考えられる中毒事件が発生いたしました。消費者・組合員のみなさまに、多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことについて、改めて深くお詫び申し上げます。

さて、既に2月5日の記者会見では以下のとおり発表いたしました。

2007年11月10日付けでのコープあいづからの苦情申し出分(製造日2007年6月3日)の餃子を検査したところ、2008年2月5日に、ジクロルボスが検出されました(全量10ppm、皮110ppm、具0.42ppm)。
2007年11月当時、製造委託先であるジェイティフーズでは、包材の分析を行なうこととし、2007年10月31日付けでのみやぎ生協からの苦情申し出分(包材のみ・製造日2007年6月3日)も併せて分析を行いました。検査結果では、両方の苦情現品包材から、トルエン・キシレン・ベンゼンが検出されていました。

今回、弊会では確認のため上記②のみやぎ生協からの苦情申し出分(内容物は不存在のため包材のみ)について、包材が保管されていたことから、検査機関に依頼して農薬検査をしておりましたが、上記①のコープあいづと同様のジクロルボス等が、2月20日付けで検出されましたので、ご報告いたします。(下表参照)

なお、前記①、②の件は、トルエン・キシレン・ベンゼンの検出があったこと、苦情申し出が東北エリアに限定されていたこと等を踏まえ、物流経路上での何らかの外的要因によるものと判断し、農薬検査は行わず対応を終了していたものです。

<表:2月20日付け検査結果>

◇ジクロルボス 180ppm(包材1gあたり180μg含まれる)
◇パラチオン 1.6ppm(包材1gあたり1.6μg含まれる)
◇パラチオンメチル 1.1ppm(包材1gあたり1.1μg含まれる)

メタミドホスなど、他の有機リン系農薬(52薬剤)は検出されませんでした。
1μgとは0.000001g(百万分の1g)のことです。
今回は、包材表面の拭き取り検査ではなく、包材全体を用いた検査を実施しています(包材に残留している農薬を確実に捕捉するため)。
以上

<お問い合せ先>

日本生活協同組合連合会渉外広報本部

住所:東京都渋谷区渋谷3-29-8

TEL:03-5778-8106