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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2008年02月04日

CO・OP手作り餃子40個入り(560g)からの メタミドホスの微量検出について

日本生協連がプライベートブランド商品として販売している「CO・OP手作り餃子40個入り(560g)」において、有機リン系殺虫剤が原因と考えられる中毒事件が発生いたしました。消費者・組合員のみなさまに、多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことについて、深くお詫び申し上げます。

会員生協を通して当該商品を含めた商品回収を進めているところですが、すでに食された方からのお問い合わせに対応しています。そのお問い合わせの中で健康上の申し出や検査の希望があり、食べ残し品があった場合は回収し、弊会商品検査センターや他の検査機関に依頼し、検査しています。その中で、入院等の症状の場合につきましては、地元の警察や保健所と相談し、必要な場合は回収品を調査等に供することにしています。

このたび、日本生協連商品検査センターにて検査を実施した回収商品の中から、検出限界に近いレベルの微量ではありますが、メタミドホスの存在が確認されましたので、ご報告させていただきます。

この件につきましては、すでに警察にも報告し、必要な検体および情報を提供しております。警察では科学捜査研究所にて検査をおこなうことになると聞いております。

1.日本生協連商品検査センターにおける検査の実施状況

  • 2月3日現在で、日本生協連商品検査センターに持ち込まれている回収品の数:95
  • 2月3日現在で、検査が終了している回収品の数:70

2.日本生協連商品検査センターにおける農薬検査

  • 検査方法は、厚生労働省からの通知に従った方法を採用しています。
  • 今回は加工品の検査のため、メタミドホスの検出限界は0.05ppmとしています(農産物においては、0.01ppmとするのが一般的です)。
  • 農薬残留基準は農産物ごとに設定されています(例えば、ニラでは0.3ppm、キャベツでは1.0ppm、小麦では0.01ppmなど)。餃子のような加工品には基準値は設定されていないため、加工品で農薬が検出された場合には、まずは各原料に遡った調査をおこなうことになります。現行の食品衛生法では、加工品で農薬が検出されたとしてもすぐに食品衛生法に違反するということにはなりません。

3.微量のメタミドホスの存在が確認された回収品について

  • 製造日は、2007年9月8日のものです。
  • 2つの回収品から0.05ppm未満(0.02ppmと0.04ppm)のメタミドホスが検出されました。 
  • 2007年9月8日製造の回収品は、他にも1つありましたが、それは「検出せず」という結果になっています。

4.今後の対応

  • 引き続き検査をおこない、検出された場合は同様の対応をいたします。