コープふくしまの親子が放射性物質検査を体験しました!〜日本生協連
2016年4月27日
2016年4月2日、コープふくしまの組合員親子4組と理事の計14人が、埼玉県蕨市にある日本生協連商品検査センターを訪問し、「放射性物質検査の見学・実習・交流会」に参加しました。参加された組合員さんは、2011年から全国の会員生協と日本生協連が取り組んでいる、「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」に協力してくださった方々です。
自分たちが参加した調査が、どのように検査されていたのか? 放射性物質って、どうやって測っているのか? 説明を聞いて、自分たちの目で見て、体験しました。
放射性物質を正しく測定するためには、検体を均一にすることが大切です。
「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」では、冷凍で送られてきた食事を解凍後、大型のミキサーにかけて均一になるまで混ぜてから検査していることを学びました。
今回は、組合員親子が自宅から持参した、大根、水、精米、炊いたご飯を使って、実際に放射性物質検査を行いました。
大根を細かく刻みます。
容器に隙間なく詰めて、重量を測ったら準備は完了です。
食品を詰めた容器を「ゲルマニウム半導体検出器」にセットして測定します。
自然放射線を遮断するための、鉛でできた重いドアを閉めたら計測開始です。
測定の結果、検出限界以上の放射性セシウムは検出されませんでした。
参加者からの感想
・食事を大型のミキサーで混ぜて、検査をしていることがわかった。放射性物質検査の体験ができてよかった。
・家庭菜園で取れたものは食べていなかったけれど、食事調査のときに入れてみた。それでも検出しないことが確認できて、安心した。
・調査の結果を論文にして、世界に発信していることはすばらしいと思う。
「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」は、全国の生協の組合員の協力を得て5年間継続して取り組んでいます。この調査は、食事に含まれる放射性セシウムの量の把握と現状の正しい理解の促進を目的としています。2015年度は19都県263サンプルで実施し、全てのサンプルで検出限界以上の放射性セシウムは検出されませんでした。詳しくは日本生協連のWebサイトをご覧下さい。