田老町漁協復興支援学習会を開催しました〜エフコープ
2016年2月24日
1月26日(福岡市)と27日(北九州市)、岩手県にある田老町漁協JFたろう加工工場から
工場長の鳥居高博さんと工場長代理の佐々木英之さんを迎え、区域委員を対象に
「田老町漁協復興支援学習会」を企画。開催の2会場には区域委員・スタッフ計77名が参加しました。
この企画の目的は、区域委員が、被災地ゆかりのおいしい商品(真崎わかめ)について学習することと、
震災から今までの復興への道のりやご苦労を聞くことで「被災地の今」を知り、各区域に支援の輪を広げていくことです。
三陸の北方型『ナンブワカメ』真崎わかめの田老町漁協は、1973年から「真崎ブランド』として
自前で加工・販売をスタートさせました。品質と重量をごまかすために、内容量の半分以上を塩が占める
粗悪な輸入品も急増するなか、真崎わかめは三陸の荒波に揉まれて育った肉厚でおいしいわかめを
「塩分25%以下」で塩蔵。そのため、品質の評価は高く1975年いわて生協の前身、盛岡市民生協の
産直品としてスタートし、今年で40年目を迎えられます。
岩手県宮古市田老地区は、東日本大震災でスーパー防潮堤が津波に破壊された被災地で、
漁港もJFたろう加工場も津波に流され壊滅的な被害を受けました。
しかし、その4か月後にはわかめの種苗を始めようと復興に取り組み、2015年8月には新工場を稼働させました。
「人も施設も減りましたが、若い人たちが加わってくれたので希望はある」と頑張られています。
DVDでわかめが育つまでの工程を見た後、真崎わかめと磯とろろを試食。お二人からは、
わかめをおいしく食べるコツなどをアドバイスをいただきながら和やかに交流。
今後も食べてつながる支援を継続しようと話し合いました。
また、今回は復興支援商品(真崎わかめ)を利用した組合員からの応援メッセージをまとめた
ファイルを会場で直接お渡しでき、鳥居さんより
「みなさんの応援が励みになります。復興はまだ道半ばです。これからも真崎わかめを
おいしく召し上がってください。」
とメッセージをいただきました。
被災地の情報が希薄になっている今、私たちにできる支援を継続し『いつもそばに、ずっとそばに。』
の思いでこれからもつながっていきましょう。