コープあいち・学びと交流with三陸気仙 〜 被災地からの学びをどう生かすか(1)

2013年2月 8日

設計時の災害への備えが生かされた

2012年12月9日、愛知県名古屋市にある“ワークライフプラザれあろ”で、「学びと交流with三陸気仙〜友人が語る陸前高田のいま〜」が開催され、コープあいちの組合員と職員、外部からのゲストなど、60人を超える人が集まりました。

東日本大震災後、コープあいちは、愛知県から900km離れた岩手県気仙地域に支援に行ったことが縁で、現地の団体や個人との多様なつながりが生まれました。また、組合員が現地を訪れ、さまざまな方々と交流するツアーを、2011年10月〜2012年11月までの間に10回にわたって行ってきました。

今回の交流会では、ゲストとして岩手県陸前高田市の特別養護老人ホーム高寿園で管理栄養士をしている菅原由紀枝さんが、震災当時の話をしてくれました。900人を超える避難者を受け入れ、陸前高田市で2番目に大きな避難所となった高寿園で、菅原さんは、すべての人の命をつなぐために食事を提供し続けました。その貴重な経験には、今後の防災対策への多くのアイデアやヒントが込められています。