仙台白菜 宮城県岩沼市の沿岸部へ作付けを拡大(2)
2012年10月22日
今回の定植イベントは 全農宮城、みやぎ生協、宮農高生、明成高生、仙台・岩沼の小学生、食のみやぎ復興ネットワークの参加団体・企業のみなさんが参加され、110名での実施となりました。
昨年から脚光を浴びはじめた仙台白菜ですが、津波被害が大きかった岩沼市沿岸部では今年がはじめてのチャレンジです。
白菜は8月のはじめに苗床に種をまき、15cmほどに育った苗を畑に定植します。
はじめに、宮城農業高校の先生より白菜の定植の方法の説明がありました。
続けて、生産者の森さんが実演。熱心に、聞き入る子どもたち
白菜の定植には柄杓(ひしゃく)による水やりが欠かせません。
かつては阿武隈川伏流水の地下水を使っていたのですが、今は農業用水も含めて塩水となっています。 白菜は塩水に強いので耐えて育つことができます。
伝統種の「松島純2号」をはじめ「オリンピア」や「秋の祭典」を定植しました。
今後、11月10日にみやぎ生協幸町店では「仙台白菜販売開始イベント」が予定されています。
また11月18日には、ここ岩沼市寺島で、 11月24日には名取市高舘でも収穫祭が予定されています。
今回、定植作業をして白菜を植えましたが、 沿岸部での耕作はまだまだ一部で震災前と比べると小さな点でしかありません。 一歩一歩取り組むことで前進していきます。