ゲームで災害時の対応を考える学習会を開催(コープこうべ)

2012年7月10日

crossroad1.jpgコープこうべでは、6月14日、「第3地区震災支援を考える会」が、「防災学習会“そのとき”あなたはどう判断する?」をテーマに学習会を開催しました。組合員・職員60人が5人ずつのグループにわかれて「クロスロード(分かれ道)ゲーム」に参加し、災害発生時のさまざまなケースを疑似体験しました。

このゲームは、「あなたは避難所の食料担当。きちんと列を作って並んでいる避難者に、パンを1人1個ずつ配っていると『歩けない祖母がいるので2つもらえますか?』という人が。2個渡す?」など、判断に迷うさまざまな事例についてYESかNOで答え、グループ内で多い方の答えを選んだ人が得点します。

ただし、1人だけ答えが違う人がいた場合は、その人が得点。また、選んだ理由を必ず一人ひとりが自分の言葉で述べるというルールに沿って進められます。一人ひとりが行った“究極の選択”に対し、「えーっ!そうなの?」「そういう考え方もあるんだ!」と、初対面同士もあっという間にうちとけ、盛り上がりました。

crossroad2.jpg講師を務めた「神戸クロスロード研究会」の西修さんは、「それぞれの事例に、正解はありません。このゲームを体験しても、ますます悩みは深まり、悶々としながら帰途につかれる方もいるでしょう。

でも、人間は腑に落ちすぎるとすぐに忘れてしまうそうです。防災・減災は、常に心にひっかかりを持っておかないといけない問題なのです」としめくくりました。

詳細は、コープこうべのホームページをご覧ください。