コープふくしま 県内のブランド豚を応援!(1)

2012年7月 6日

コープふくしまでは、2012年3月から、麓山高原豚(はやまこうげんとん)の取り扱いをスタートしました。今回は麓山高原豚のこだわりの飼育と復興に向けて応援するコープふくしまでの「いきいきコープ復興応援デー」の様子をお伝えします。

 

◆麓山高原豚は柔らかい肉質と、あっさりした脂肪が特長

麓山高原豚は、福島県内にある12戸の飼育農家で限定生産される、JA全農福島県本部が認定するブランド豚です。認定されるには、指定された種豚であることと、仕上げの60日間に専用飼料が与えることが必要です。こだわって飼育された麓山高原豚は、肉の色が淡い紅色で、肉質が柔らかく、脂肪があっさりし、肉をゆでたときに“あく”が少ないのが特長です。現在、福島県内の指定された料理店や店舗のみで扱われています。

 

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内山さんのハウス豚舎。麓山高原豚を400頭飼育し、月に80頭出荷しています。

 

 

 

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麓山高原豚は、仕上げの60日間を植物性のみの専用飼料で育ちます。

 

 

 

 

◆毎月11日に開催する「いきいきコープ復興応援デー」で人気

コープふくしまが、毎月11日に開催するいきいきコープ復興応援デーでは、生産者の顔写真入りでチラシや店頭のポップで取り上げるなど、麓山高原豚を積極的におすすめしています。その効果もあり、麓山高原豚は、コープふくしまの豚肉の売り上げの3割を占めるほど、組合員の支持を集めています。

 

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麓山高原豚は「いきいきコープ復興応援デー」で人気

 

 

 

 

 

コープふくしまの店舗部次長畜産・惣菜SVである近内昌隆さんは、「麓山高原豚は、美味しいのはもちろんですが、放射線の検査をクリアしているため、安心して食べられるということも人気を後押ししています。また、現在畜産全般の相場価格が下落していますが、ブランド豚である麓山高原豚は比較的価格が安定しています」と語ります。

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                    コープふくしま 近内昌隆さん

 

 

 

 

 

◆放射性物質の検査を実施、生産者の顔が見え、確かな安全管理が信頼に.

麓山高原豚は、生産農家から出荷された豚肉(モモ肉)について放射性物質の検査を実施し、12戸すべてで検出限界値以下となっています。また飼料も、工場から専用車で運ばれ、外気に触れることなく餌用のタンクに移され、自動で豚に与えています。生産者の顔が見え、徹底した安全管理をしていることが、組合員の信頼につながっています。

 

●次回は2011年3月の東日本大震災から、これまでの復興への歩みと生産者の思いをお伝えします。