みやぎ生協・組合員理事さんからのお便り

2011年12月 9日

みやぎ生協理事(県北ボランティアセンター長)
春日 京子さん

〜被災された皆さんが少しでも「ほっと」できる場の提供を、生協ならではの活動として細く長く続けていきます。〜

みやぎ生協は震災後、県内4カ所(県北、石巻、仙南、仙台)にボランティアセンターを設置しました。
今回は、県北ボランティアセンターの活動を紹介します。

県北ボランティアセンターは、気仙沼市と南三陸町を担当しています。震災当時は大津波と火災の被害により、組合員の安否も不明という状況でしたが、少しずつ生活が落ち着いてきた20人がボランティア活動に手をあげ、活動がスタートしました。

◇ほっとできるお茶会のスタート

被災者と、被災者を支えている方を対象に、おしゃれをして自分を取り戻し、会場までの道すがら季節を肌で感じ、おしゃべりをしながら「ほっと」する、そんなひとときを楽しんでもらえたら、との思いからお茶会を始めました。

お茶会の中で出された「仮設住宅は同じ造りで自分の玄関が分からない。『表札』があるといいね」の声に応え、「割り箸で作った表札」に、みんなが持ち寄ったビーズやコーヒー豆などで飾り付けた、世界でひとつだけの表札作りも行いました。「震災後、下を向いている時間が多かったけれど心が癒された」「うつになりそうな毎日ですが、孫娘と一緒に作る楽しみができ、前に一歩進めそう」などの感想が聞かれました。