生産環境が整い生産を再開しました。被災地で「ちゃんこ鍋の炊き出し」活動も行っています。
2011年6月24日
地震の影響で設備が損壊したり、保管していた商品が倒壊するなど大きな被害があった北関東物流センターにつきましては、本社や営業所、工場の従業員も連日、倉庫内の整理作業にあたり、早期の復旧に努めました。
入居ビルが被害を受けた仙台支店及び通信障害が発生した盛岡営業所につきましては、業務再開までの間、神奈川県横浜市の本社に専用窓口を設置して、バックアップする体制をとってまいりました。
関東地区の2工場(栃木工場、群馬工場)の設備点検を早急に行うと共に、包装資材を含む原材料の調達先を一部変更するなどの対応を行いながら、岡山県にある津山工場や協力工場を含めて、全社で生産設備を早期に稼動させる体制を整えました。
(復旧作業中のエバラ食品工業 北関東物流センターの様子)
●工場からメッセージ
東日本大震災により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
このたびの震災におきましては、組合員の皆様より、ご厚情あふれる励ましのお言葉の数々を賜り、誠にありがたたいことと、厚くお礼申し上げます。
幸いにも当社の従業員は皆、無事でしたが、物流センターの商品が崩れ落ち、多くが廃棄せざるを得ない事態となってしまいました。また、計画停電や原材料の調達難により、生産計画に影響が出てしまい、皆様にはご心配をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
皆様に出来る限りご迷惑をおかけしないよう、商品供給の安定化に向けて、引き続き全力を尽くしてまいりますので、何卒、宜しくお願いいたします。
また、私どもといたしましても、被災された方々の少しでもお役に立てればと思い、調理設備を備えた大型キャラバンカーを被災地に派遣して、避難施設各所を巡り、ちゃんこ鍋の炊き出しを行っております。
「栄養のある温かい食事を被災地にもっとお届けしたい」と、従業員による自主的な募金活動も行われ、従業員の思いとともに、炊き出しを実施しております。
被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げますとともに、全社一丸となりまして、商品供給の安定化、被災地の支援に尽くしてまいります。
(「栄養のある温かい食事を被災地にもっとお届けしたい」:エバラ食品工業ホームページより)