出荷制限が解除されても 避けられてしまいます。

2011年5月24日

1981年9月に6名の生産者が立ち上げた千葉県の佐原農産物供給センターは、自然環境を重視した減農薬栽培による農業を実践してきました。より安全で美味しい農産物の生産を追及しています。

生協の組合員や消費者の皆さんの大きな支えによって、農薬に頼らない「佐原の農法」に取り組んでいます。現在は生産者も増え、地元の学校給食にも野菜を提供しています。

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3月11日の震災では、千葉県内でも津波の被害を受けた旭市を始め、被災した生産者が少なくありません。佐原農産物供給センターは幸い、地震の直接の被害はありませんでした。


難を逃れた関東地方の生産者に、原発事故に伴う風評が襲いかかりました。
3月29日には旭市のパセリ・春菊などへの出荷自粛要請があり、4月4日には旭市・香取市・多古町のホウレン草などへの出荷制限の報道がありました。

その後3回の検査の結果、出荷の自粛・制限が解除されても、当該の作物だけでなく、放射線が検出されていない作物も、「千葉県産」ということで買い控えられるようになりました。

そんな中、「生産者応援のつどい」という農産物の即売会をコープネット事業連合の8都県のJA連絡会が主催で5月14日土曜日に東京有楽町の東京国際フォーラム地上広場で開催されることになりました。

(当日の様子については、追ってご報告します。)