DX-CO・OPプロジェクト
組合員の新しいくらしの実現を目指す、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」
日本生協連は、コープ東北サンネット事業連合、コープデリ連合会、東海コープ事業連合と4者共同で組合員の新しいくらしの実現を目指す、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」を推進しています。
日本生協連は、2020年6月に採択した「2030年ビジョン」のひとつ、「生涯にわたる心ゆたかなくらし」に向けた具体的なテーマの中に、「ICTによる事業・活動でのデジタル変革の推進」を掲げています。この取り組みを進めるため、2020年3月より、4者共同で生協のデジタルトランスフォーメーションを目指す「DX-CO・OPプロジェクト」に取り組んでいます。
「DX-CO・OPプロジェクト」 3つのコンセプトと具体的施策
コンセプト 1 家族との豊かな関係構築を支援するパートナー
デジタル中心の生活者に向けた、あたらしいくらしの実現
献立を考えるところから、食材購入、調理、食事、後片付けといった一連の流れの中での不便さを解消し、時間的なゆとりを生み出すだけでなく、家事の習熟度にあった献立提案や自分に合った商品を探しやすくすることで、ゆとりあるくらしを実現します。
また、将来的には、事業横断的なID管理を行うことを目指します。これにより組合員は、一度お住まいの地域の生協などに加入すると、その後引っ越しをしたり共済・福祉・介護などのサービスに加入する場合でも、同じIDを引き継いで使えるため、脱退・再加入などの手続きが不要になります。
具体的施策例
- おすすめのレシピや一週間分の献立をAIが提案し、必要な食材を注文できる仕組みを実現
- 自分にあった商品をAIが選んでくれる仕組みを実現
- 世帯ごとではなく、個人ごとのID管理で、ひとりひとりに合ったサービス提供を実現
- 未組合員向けに商品購入を通じて生協宅配をお試し利用できるサービスの展開
- 関係する2030年ビジョン:「(1)生涯にわたる心ゆたかなくらしを実現」
コンセプト 2 流動的な地域共同体のプロデューサー
趣味や関心でつながる地域の活発なコミュニケーションを後押し
デジタルを活用することで、毎回同じ時間に固定のメンバーで集まるのではなく、好きな時間に興味のあるトピックを選んで集まれるような、流動的なつながりを地域で持つことを支援します。
さらに、組合員同士のつながりから、助けがほしい時に手を借りたり、自分の空いた時間に自分の能力を活かして手助けをしたりする仕組みを整えていきます。
具体的施策例
- “くらしと地域をよいものしたい”という思いを持つ人が、時間や場所に囚われず、デジタル上で企画者・運営者・呼びかけ人になり、つながることをサポートする仕組みの提供
- 関係する2030年ビジョン:「(2)安心してくらし続けられる地域社会」
コンセプト 3 安心して生協のサービスを利用いただくためのサポーター
事業の最適化とコスト削減で組合員へのサービス品質向上
デジタルで生協の事業の様々な面を最適化することで、コスト削減を図るとともに、組合員へのサービス品質向上に役立てます。
具体的施策例
- 配達担当への作業指示とアドバイスを行う仕組みを実現
- 配送コースを最適化する仕組みを実現
- 過去の注文履歴からAIが試算し、対象カタログを利用する可能性が高い方々に配布する仕組みを実現
- 関係する2030年ビジョン:「(4)組合員と生協で働く誰もが活き活きと輝く生協」