2013年11月01日
日本生協連:アメリカ合衆国の核性能実験に対して抗議声明発表
アメリカ合衆国が、「Zマシン」(※参照)と呼ばれる特殊な装置を使用した核兵器の性能を調べる実験を2013年4月~6月の間に1回実施したのに続き、7月~9月の間にも1回実施したことが明らかになりました。
世界的に核兵器の廃絶を進めようとしている機運の中で、「核兵器のない世界」の追求を掲げるオバマ大統領のもと、核兵器の維持・向上をめざして、このような核実験を実施し続けることは厳しく批判されるものであり、核兵器廃絶を求める世界の人々を裏切る行為です。
日本生協連は2013年11月1日、直ちに核実験を中止し、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議において確認された核兵器廃棄の約束を果たし、核兵器を廃絶するための具体的な施策を早急に実施することを求める抗議声明を発表しました。
※「Zマシン」:強力なエックス線を発する実験装置。これにより核兵器の爆発時に近い超高温、高圧の状態を人工的につくり出し、プルトニウムの反応を調べることができる。
☆日本生協連の抗議声明は、こちら(PDF:95KB)