2013年06月18日
日本生協連が提出した「厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令(案)についての意見」に対する厚生労働省の回答について
日本生協連が2013年5月17日に提出した「厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令(案)についての意見」に対する回答が公表されましたのでお知らせします。
(まとめて回答されており、日本生協連の意見に対して個別に回答されたものではありません。)
<日本生協連意見>
食品安全委員会のリスク評価に基づいて国内における検査対象月齢を見直し、省令案のように変更することについては、現時点での科学的な知見に基づく検討の結果として理解できる。
<厚生労働省回答>
特に回答はなし。
<日本生協連意見>
非定型BSEに重点を置いた情報収集、調査・研究、リスク評価およびリスクの程度や必要性に応じた対応の検討に取り組むよう要望する。
<厚生労働省回答>
これまでも厚生労働科学研究などで研究を行ってきたが、引き続き、必要な研究を推進していく。食品安全委員会、農林水産省でも非定型BSEのリスク、発生機序、伝達性解明などに関する研究が行われていると聞いている。
<日本生協連意見>
特定危険部位(SRM)の除去とそれが飼料に回らないための措置、と畜前の生体検査(行動異常や神経症状の有無のチェック)は重要なリスク管理措置であり、今後も確実に実施することをあらためて要望する。
<厚生労働省回答>
今後とも必要なBSE対策が適切に実施されるよう対応することとしており、今回の検査対象月齢の見直しを踏まえ、分別管理などの具体的な管理方法を示したガイドラインについても併せて改正する。
<日本生協連意見>
BSE対策について、現状の評価や到達点、今後の課題なども含めて国民にわかりやすく伝えることを要望する。
<厚生労働省回答>
OIE総会において「無視できるBSEリスク」の国に認定することが決定されたことを踏まえ、安全性が国内外で確認されている状況についても説明しつつ、科学的評価に基づく見直しであることを理解いただけるようリスクコミュニケーションに努める。今回の見直しに当たっては説明会を東京および神戸で開催するとともに、自治体の説明会にも職員を派遣して説明の機会を増やすよう努めた。
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