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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2013年06月18日

日本生協連が提出した「牛海綿状脳症(BSE)対策に関する法令改正等への意見」に対する
厚生労働省の回答について

日本生協連が2012年12月19日に提出した「牛海綿状脳症(BSE)対策に関する法令改正等への意見」に対する厚生労働省の回答が公表されましたのでお知らせします。
(まとめて回答されており、日本生協連の意見に対して個別に回答されたものではありません。)

1.と畜場施行規則等の改正案に対する意見
<日本生協連意見>
特定部位の範囲および国内における検査対象月齢を見直し、改正案のように変更することについては、現時点での科学的な知見に基づく検討の結果として理解できる。
<厚生労働省回答>
背景についても説明しつつ、科学的評価に基づく見直しであることを理解いただけるよう、リスクコミュニケーションに努める。

<日本生協連意見>
消費者の不安に丁寧にこたえていくためのリスクコミュニケーションの充実を求める。
<厚生労働省回答>
科学的評価に基づく見直しであることを理解いただけるよう、リスクコミュニケーションに努める。今回の見直しの前には、東京および大阪で説明会を開催した。今後とも、説明会の開催や分かりやすいホームページの作成など、丁寧な説明に努める。また、地方自治体においても住民への丁寧な説明が行えるよう、地方自治体向け説明会を開催した。

2.BSE発生国からの牛肉等の輸入に関する措置の見直し(案)に対する意見
<日本生協連意見>
輸入に関する措置を見直し案のように変更することについては、現時点での科学的な知見に基づく検討の結果として理解できる。
<厚生労働省回答>
背景についても説明しつつ、科学的評価に基づく見直しであることを理解いただけるよう、リスクコミュニケーションに努める。

<日本生協連意見>
今後、海外でリスク管理措置が適切に実行され、リスク評価の前提となる事項が担保されているかどうかの検証を継続的に行い、その結果を国民および食品安全委員会に報告するべきである。
<厚生労働省回答>
日本への輸出については、対日輸出条件を遵守できると輸出国政府が認定した施設のみ輸出可能となり、加えて輸出国政府が対日輸出条件に適合する旨を証明した衛生証明書の添付を必要とする。対日輸出条件の中には、月齢確認手続きの実施やSRM(特定危険部位)の管理などが含まれている。月齢確認については国際的に使用されている方法を用いる。

<日本生協連意見>
消費者の不安に丁寧にこたえていくためのリスクコミュニケーションの充実を求める。
<厚生労働省回答>
科学的評価に基づく見直しであることを理解いただけるよう、リスクコミュニケーションに努める。今回の輸入措置の見直しの前には、東京および大阪で説明会を開催したが、リスクコミュニケーションの機会を増やすよう努める。今後も分かりやすいホームページの作成など、丁寧な説明に努める。

<日本生協連意見>
今後は食品安全委員会や農林水産省と連携しつつ、非定型BSEに重点を置いた情報の収集、リスク評価およびリスクの程度や必要性に応じた対応の検討に取り組むよう要望する。
<厚生労働省回答>
食品安全委員会では、非定型BSEも含めてリスクを評価している。厚生労働省としては、食品安全委員会の評価を踏まえ、引き続き、必要なリスク管理措置を行う。

日本生協連が提出した意見は、こちら と、こちら