2012年12月03日
「新食品表示制度」に対する意見書を消費者庁に提出しました
日本生協連は、2012年11月29日、消費者庁に「新食品表示制度について」の意見書を提出しました。
<日本生協連の意見の概要>
全体意見:
日本生協連はこれまで、食品表示は消費者の立場に立った正しく分かりやすいものであることが重要であると考え、コープ商品には自主基準をもとに国の基準を上回る内容の表示を行い、また、組合員により深い理解を得てもらうための啓発活動も行ってきました。
これらの経緯を踏まえ、新食品表示制度について以下の4点を意見として提出しました。
1. |
新しい食品表示制度は、安全性に係る情報を消費者に確実に提供することを最優先し、このことが法に反映されることを望む。
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2. |
加工食品の栄養表示を原則義務化とすることに賛成。今後行われる環境整備に関する具体的な内容とスケジュールの明確化、消費者の学習環境の整備に力が注がれることを望む。
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3. |
栄養表示以外の義務的表示事項の拡充・拡大は慎重に行うべき。
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4. |
法案検討作業に関しては、国民へ分かりやすく説明を行う必要があると思われる。是正・執行・申し出制度に関しては熟考し、より良いものとなることを期待する。 |
なお、4つ目の項目に関しては、これまで食品表示一元化検討会で十分な議論がされておらず、また、最終報告書にも言及していない内容が、新食品表示制度の説明段階で盛り込まれています。行政として国民へ分かりやすく説明を行うことと、新食品表示制度に必要不可欠な機能である是正・執行・申し出制度について、慎重に検討を進めることを要望しています。
☆日本生協連が消費者庁に提出した意見書は、こちら(PDF:170KB)