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日本生活協同組合連合会オフィシャルサイト

2011年08月26日

「放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)」について意見書を提出しました

日本生協連は、内閣府食品安全委員会が2011年7月に公表した「放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)」に関して、2011年8月26日、意見書を提出しました。

 

提出した意見の概要は以下の4点です。

 

(1)100 mSv未満の線量についても、その健康リスクの程度について、リスク管理機関に示す必要があります。

 

(2)100 mSvが閾値ではないことなど、今回の評価の結論について分かりやすく国民に説明することが必要です。

 

(3)外部被ばく、内部被ばくを合わせて検討したことは評価できますが、貴委員会の役割に照らせば、それに対して食品(飲料水を含む)がどの程度寄与しうるのかの検討もすべきです。

 

(4)結論を生涯における累積の実効線量で示していますが、根拠とした文献では、生涯累積の実効線量では示されておらず、結論を導くにはギャップがあると考えます。

 

詳細は、意見書全文(PDF:172KB)をご覧下さい。

 

 

また、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生して5カ月が経過しましたが、この原子力災害に対する国民の不安はいまだに大きいものがあります。

 

政府に求められているのは、環境や食品からの被ばくの全体像を明らかにし、それに対して状況に応じた目標値を設定し、国民の被ばく線量を速やかに目標値以下に低減することであると考えます。

 

このような事項を政府に求めていくことについては、食品安全委員会への意見書提出では十分とは言えませんので、日本生協連は今回、合わせて国(原子力災害対策本部)に対しても、以下の内容の要請文書を提出する予定です。

 

詳細は要請文書全文(PDF:157KB)をご覧下さい。