コープふくしまの親子が放射性物質検査を体験しました!〜日本生協連

2019年5月17日

 2019年3月29日、日本生協連商品検査センター(埼玉県蕨市)で「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」に関する検査体験交流会が開催されました。

 今回の検査体験交流会に参加したのは、コープふくしまの組合員親子4組と理事、職員の計12人で、調査に協力してくださった方々です。
「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」は、各家庭の2日分の食事(6食分と間食)を1サンプルとし、すべて混合して測定をすることで、食事に含まれる放射性セシウムの量を把握します。
 各家庭から検査用に提供していた食事について、放射線物質をどのように測っているのか?当日の参加者は館内の施設もまわりながら、実際に体験しました。
 
 放射性物質を正しく測定するためには、検体を均一にすることが大切です。
「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」では、冷凍で送られてきた食事を解凍後、大型のミキサーにかけて均一になるまで混ぜて、容器に詰めることを学びました。
 
 検査体験では、組合員親子が自宅から持参した、じゃがいも、お茶、お米、大根を使い、実際に放射性物質検査を行いました。



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交代でミキサーにじゃがいもを入れていきます。



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ミキサーに入れたじゃがいもを細かくします。

 

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お茶を容器に詰めて、重量を測定します。その際、計量器の使い方を学びました。



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もう1つの班では、細かくした大根を隙間なく丁寧に詰めていきました。

 

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食品を詰めた容器を「ゲルマニウム半導体検出器」にセットして測定します。自然放射線
を遮断するため、鉛でできた重いドアを閉めて、パソコンを使って計測を開始します。
測定の結果、検出限界以上の放射性セシウムは検出されませんでした。

参加者からの感想
・とても勉強になりました。商品が私たちの元へ届くまで、様々な人の努力と厳しい検査がある事がわかりました。「安心・安全」の本当の意味がようやくわかりました。
たくさんの人々に検査センターを見学してもらえる様、私もコープ会員の知り合いに教えていきたいと思います。

・初めて検査センターに行き、たくさんの機械と人の手をかり、私たちが安全な物を口に出来ていることを、改めて知りました。見学内容も子どもたちが興味を持てる様、工夫していただき楽しく学べました。ありがとうございました。
せっかくの検査センターたくさんの人に知ってもらいたいと思います。

・検査項目がたくさんあっておどろきました。こどもたちが少しでも検査を体験できる工夫やラブコ探しも、大人でも楽しく見学することが出来ました。

・食品が売られるまでの過程を聞いて楽しかったです。食品の成分表示の調べ方がおもしろかったです。見て学ぶものと思っていましたが、白衣を着て実際に調べる過程に参加できて楽しく過ごさせていただきました。こどもの興味をそそる様なゲームも用意していただきこどもも楽しく参加出来ました。

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「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」は、全国の生協の組合員の協力を得て2011年度から全国の会員生協と日本生協連が継続して取り組んでいます。2018年度は18都県232サンプルで実施し、全てのサンプルで検出限界以上の放射性セシウムは検出されませんでした。
詳しくは日本生協連のコーポレートサイトをご覧下さい。