仮設住宅で"お茶っこ"。入居者と和気あいあい〜コープこうべ

2016年4月 5日

 宮城県山元町のナガワ仮設住宅で、みやぎ生協仙南ボランティアセンターによるふれあい喫茶が行われました。当日はコープこうべの組合員や理事、職員も訪問し、一緒に“お茶っこ”(※)をしながら現在の様子などを伺いました。

※お茶っことは、東北地方の方言で「喫茶」の意。近所の親しい方々が「ちょっとお茶でも」という時、「お茶っこしようか」と集い、お茶を飲みながら四方山話に花を咲かせます。

 ナガワ仮設住宅へは当初、130世帯が入居していましたが、公営住宅への入居が進み、今や18世帯に。自治会長さんは「自分の退去は、最後の一人が出るのを見届けてから。昨日は芋煮会をしたっけど、元の住民がまた集まってくれて。次は、公営住宅でも仲間づくりが進めばいいね」と話します。

 みやぎ生協では県内4カ所にあるボランティアセンターを通して、このようなふれあい喫茶を開催しています。またコープこうべでは、宮城県の被災者に対する支援を継続しており、毎年3月に東北支援「きずなバザー」を行い、収益金の全額を寄付し、活動を支えています。「皆さんからの善意は、被災者対象のバスツアーやふれあい喫茶の運営に役立っています。バスツアーは別々の仮設住宅の人同士が交流できる機会になっています。ふれあい喫茶用に送られたたこ焼き器はとても好評で、男性の参加者が増えたんですよ」とみやぎ生協理事の高橋誠子さんは笑顔で話しました。

 焦らず一歩ずつ、笑顔で寄り添って。活動は今も、進行形です。