「福島子どもたちの現状」について講演会を開催〜コープこうべ

2014年6月25日

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コープこうべは6月4日、福島の子どもたちの現状についての講演会を
東播磨生活創造センター(加古川市)で開催しました。
講師を務めてくれたのは、「福島の子ども保養プロジェクト」(略称:コヨット!)の
アドバイザーで、自らも育児中の母でもある、福島大学准教授の西﨑伸子先生(写真上)。

西﨑先生は福島の現状について
「今なお除染作業が続けられており、除染廃棄物の置き場に困り
公園などに置かれているところもあります」と話します。
そのため外で遊べない子どもたちも多く、肥満児が増えているそうです。
また、(放射性物質をめぐって)コミュニティや家族の分断、夫婦間の意見の相違や
対立も深刻な問題になっているそうです。
「大人の不安定な現状は子どもの環境に影響を与えます。
被曝しない環境を作ることが大切」と、西﨑先生は締めくくりました。
 
その後、7月にコープこうべと神戸YMCA、兵庫県ユニセフ協会が共催する
「福島子ども保養プロジェクトinよしまキャンプ」(香川県小豆郡)の
ボランティアを対象に、「コヨット!」事務局の根本喜代江さん(写真下)から
ボランティアの心得について話がありました。


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参加者からは
「福島の大変さを実感しました。募金も継続しなくては」
「キャンプで子どもたちに会えるのが楽しみ」
などの感想があり、よしまキャンプを盛り上げようとする姿勢が感じられました。
今年度の「よしまキャンプ」は、7月27日(日)〜31日(木)に開催予定です。

この講演会の詳細は、コープこうべのホームページ(こちら)にて