被災生産者・メーカー復興レポート③〜古須賀商店(岩手県宮古市)

2013年8月15日

事業復興に向けて、新たな販路を切り拓く

養殖ワカメを原料に食品製造する古須賀商店s.jpg

地元の誰もが復活を待ち望んでいた、田老町漁協(岩手県宮古市)の養殖ワカメ。
水産加工業者の古須賀(こすか)商店もその中の1人でした。
同社では、田老町漁協が生産するワカメの茎(中芯)を用い、
いわて生協のPB商品「アイコープ味付き茎わかめ」などを製造していました。

古須賀商店では、震災直後から自力で工場の後片付けを始めました。
失った設備の発注を行い、2011年6月には何とか生産体制を整え、
夏には天然ワカメによる「茎わかめ生姜漬け」を製造することができました。

そして2012年春、待ちに待った田老町漁協の養殖ワカメが入荷。
本来の製品を作ることができるようになりました。
しかし取引量は震災以前まで戻らず、経営的には厳しい状況が続いています。
そこで同社では、新たな商品を企画・製造し、ネットで販売するなど
新たな挑戦を進めています。

 古須賀商店の復興への取り組み詳細(文・山本明文 pdf・A4版4ページ)は、こちら