手芸品と語らいと笑いが生まれる「いきいき教室」(いわて生協)

2013年5月16日

「つながろうCO・OPアクション情報」第27号 より

 岩手県宮古市の高台にある払川仮設住宅。その一角にある談話室から、にぎやかな笑い声が聞こえてきました。毎日、 午前9 時過ぎから午後3 時ごろまで活動している「いきいき教室」の皆さんです。2011 年10 月に活動をスタート。6 人のメンバーでお手玉やひざ掛け、バッグ、鍋カバー、帽子などの手芸品を丁寧に作っており、 商品はいわて生協マリンコープDORA( 宮古市) で販売しています。

いきいき教室で手芸をたのしむ皆さん

 お伺いした2013年3 月12 日は縫い針などを刺しておく針山やティッシュボックスケースなどを製作していました。「みんな震災前は針仕事なんかしたことないのよ」 と笑うのは長洞辰子さん。しかし、かきの養殖の仕事で培われた器用な指先からは、次々と作品が出来上がります。


 実は、 材料費やお菓子、 お茶などの購入には、 いわて生協の「 グループ活動費用補助」 を活用しています。これは被災地や内陸に避難した方が5 人以上集まって行うサークル活動やお茶会などを対象に、 1回3,000円( 1 カ月最大4 回まで) を上限にいわて生協が補助しているものです。

「 ここはいつもにぎやかで、 最高の場所なんです」 とメンバーの盛合栄子さん。このように日々、 語らうことができる場所があることは、 被災した方にとって大きな励みとなっています。

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