なたねプロジェクトで収穫された"なたね油"の贈呈式が行われました
2012年12月27日
12月3日に岩沼市立 玉浦中学校と玉浦小学校にて、食のみやぎ復興ネットワークの「なたねプロジェクト※」で できあがったなたね油の贈呈式が行われました。
これは、なたね油が栽培地に隣接する岩沼市立玉浦小学校と玉浦中学校の学校給食に使われることになったためで、贈呈のセレモニーは、学校側のご好意で中学校のランチタイムに行われました。
※被災した農地に、塩害に強い「なたね」を植え、収穫物(なたね油、農地に置いた巣箱からとれたはちみつ等)の販売収入などで被災した生産者を経済的に支え、また、農地の耕作放棄を防止する取り組み。
岩沼市立玉浦中学校 全校生徒 約160名 全員が一斉に利用できるランチルーム「mur mur room」
「打ち寄せる波の低い音のさざめきの部屋」という意味だそうです。 木をふんだんに使った暖かみのある校舎です。生徒と全教職員が一緒に食事をとります。
震災時、学校付近は1m弱の高さに浸水しましたが、土盛りの上に建てられた校舎はかろうじて浸水をまぬがれ、多くの避難者を守りました。
高橋理事と横橋校長先生。 高橋理事より経過の報告。
贈呈式では高橋理事から「なたねプロジェクト」の活動として、栽培された菜の花からとれた「はちみつ」が飴になったこと、7月に収穫された「なたね」は2.7トンとなったこと、角田市の生産者団体にて「なたね油」が搾られたことなどが報告されました。
贈呈に先立って、関係者全員玉浦中学校の給食をいただきました。 校内で調理する自校方式の暖かい学校給食です。参加者も全員、校長先生と何十年ぶりかの学校給食をいただきました。
12月11日
3日に贈呈した、なたね油がブロッコリーとリンゴのサラダのドレッシングとなりました。
とてもシンプルなフレンチドレッシングになりました。
当日のメニューは①スパニッシュオムレツ②ブロッコリーとりんごのサラダ③玉浦産白菜クリーム煮④米粉パン
ちなみに、サラダに使われたブロッコリー、白菜と米粉は白菜プロジェクトの生産者で仙台白菜のテレビコマーシャルに出演した岩沼の高橋さんが育てたものです。すばらしい、地産地消給食です。
なたねプロジェクトのなたね油についてはみやぎ生協のWebサイトでもご紹介しています。