復興支援ボランティア「笑顔とどけ隊」を結成しました(日本生協連)

2012年6月14日

120614egao1.JPG日本生協連職員では有志メンバーが集まり、復興支援のボランティア・グループを立ち上げました。5月30日現在、会員数85人。名づけて「笑顔とどけ隊」です。4月28日〜 5月1日、岩手県宮古市田老地区で活動を行いました。

 

 

120614egao7.JPG今回参加したのは、日本生協連職員とその家族、31人です。田老町漁協女性部との植林や、炊き出し、津波で施設をさらわれたキャンプ場の清掃、ふれあいサロンや、復興支援団体「かけあしの会」の貝殻アクセサリー製作の手伝いなどを行いました。

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また、いわて生協マリンコープDORA 店長の菅原則夫さん、理事の香木みき子さん、田老町漁協業務部長の前田宏紀さんから、震災当初のことや現在抱える問題などを話していただき、現地の状況や今後の継続的な支援のために必要なことについて理解を深めました。

《参加者の感想》

120614egao4.JPG○宮古市のことは「津波の被害が大きかった」場所というテレビや新聞のイメージでしたが、今回のボランティアに参加したことで「あの人が住んでいる」場所へと変換されました。

○「家にずっといると気が滅入るから」「冬は寒くて家に閉じこもっていたので、春になって嬉しい」「仮設住宅の周りの草むしりをして体を動かしている」というお話を聞き、ご近所同士が集まる「場」、きっかけを提供するだけでも意味のあることではないかと思いました。

120614egao5.JPG○私たちにとって、このボランティアは数日のいわば「イベント」ですが、ここに住む人たちはこの毎日がこれからずーっと続いていくのだと、改めて感じました。「ずっと続いていく日常」に対する気持ちの持ちようは、どれほどの努力を要するものだろうと考えると、私たちの間に横たわる圧倒的な違いに身がすくみますが、それでも「違うから何もできない」とは言いたくないと思います。

○特別な能力がなくても、やはり被災地に行ってみること、被害の実状をよく見ること、感じることは大切なことだと改めて思いました。

「笑顔とどけ隊」は、今後も継続して活動を行っていく予定です。