パル・パラソルカフェがスタート(パルシステム東京)
2011年11月25日
パルステム東京では、被災地で活動しているNPO と連携し、被災者の心に寄り添う「傾聴」の取り組みを始めました。
抽選で選ばれた組合員ボランティアの皆さんが、9 月10 日に事前研修を受け、「傾聴」=被災者の皆さんとの心の交流について専門家から講習を受け、支援活動に臨みました。
9 月17 日( 土) に、8 名の組合員ボランティアと14 名の役職員が参加して、第1 回パル・パラソルカフェを宮城県東松島市根古の仮設住宅で開催しました。
パラソルカフェは阪神・淡路大震災のとき、仮設住宅における被災者同士のコミュニケーションの場作りや、当時問題になっていた仮設住宅における「孤独死」を防ぐ目的でボランティア団体が始めたものです。
仮設住宅の空間にパラソルを立て、テーブルとイスを置いて、コーヒーや軽食を被災者の皆さんに提供しました。パラソルの下、仮設で暮らす被災者同士のコミュニケーションづくりをお手伝いし、組合員や職員がその輪の中に入り、お話を伺い、ふれあう時間を共有しました。
第2 回目は10 月8 日( 土) に前回と同様、東松島市根古の仮設住宅と、近隣の小野地区・風の子公園仮設住宅の2 ヶ所で開催しました。
2 回目ではホットドックをメインに、コーヒー、紅茶、日本茶などを提供しました。この日も組合員ボランティアはパラソルの中で、約40 名の被災者の皆さんとコミュニケーションをとりました。日常的なことから被災したときのことまで様々な話題の中に溶け込み、人と人とのふれあいの輪を広げていました。
被災者の中に、3 歳の女の子のお孫さんをつれて参加された方がいて、ホットドックをおいしそうに食べるお孫さんを見て、「この子が大きくなったとき、街が復興していてくれればいいんだけれど」と語られたのが印象的でした。
パル・パラソルカフェは、2012 年3 月まで、毎月1回開催し、復興支援の一助としていきます。