復旧に取り組みながら、被災地へ65万個のパンをお届けしました。
2011年7月21日
白石食品工業株式会社の仙台工場は「CO・OPグッディー6枚」などの食パンを作っている工場です。
この工場は宮城県黒川郡大和町にあり、3月11日の地震の震度6弱でした。
地震の影響で、工場内部の天井や壁面が落下したり、破損や亀裂が多数発生しました。また生産設備にはズレが数ヶ所発生しました。
工場外壁には亀裂が入って落下したり、室外機が転倒、破損したり、水回りの漏水も数ヶ所みられました。
(地震の影響でひび割れなどが発生した工場の外壁)
震災後、従業員とその家族の安否を確認し、工場の被害状況について確認作業を行いました。
そして頻繁に発生する余震への対応に万全を記しながら復旧をすすめました。
電気と水の供給の再開を待ち、工場内にあった製造途中の仕掛品の撤去や工場内の破損部分の片付けと施設、設備の修繕をできる所からすすめました。
しかし東北道が寸断されたため、原材料の入庫が遅れたり不足して、生産の再開が非常に困難な状況でした。
そんな中でも、従業員が一丸となり稼働再開する事ができました。
(震災時に仕込んでいたパン生地を廃棄している様子)
●工場より
この度の震災により多くの方が大変な思いを致しました。
食を提供する企業として被災地への支援及び救援物資活動として、これまで65万個のパンをお届けしました。
この事で今まで以上に食の大切さを痛感させられました。
今後も組合員さんへ安心安全な商品をお届け出来、東北が元気になれるように社員が一丸となり努力をして参ります。
(被災地へ救援物資としてパンをお届けしました)