いわて生協・マリンコープDORA 〜 店を開け続けることが私たちの役割

2011年6月 8日

◇現場の判断で、店を緊急の避難所に

岩手県沿岸部に位置する宮古市。市街地は津波の直撃を受けた。JRと三陸鉄道の2つの駅が並ぶ駅前は、一見、何もなかったかのように見えるが、すぐ東側から港へと伸びる商店街は真っ黒な泥にまみれ、その先には家の残がいやがれきが残る、悲惨な光景が広がっていた。

いわて生協のショッピングセンター、マリンコープDORA(ドラ)は、駅から南西方向、高台への途中にあったため、幸い津波の被害は免れた。だが、同じ地域がこれだけの災害に遭った中で、店を運営し続けることは困難の連続だったという。「何度も心が折れそうなった」と言うのは、統括店長 菅原則夫さんだ。

3月11日の地震発生後、来店者や職員を全員高台の駐車場に避難させた。市街地方向から、泥にまみれ藻を絡ませた車や、ずぶ濡れになった人が逃げてくるのを見て、被害が尋常ではないことを知る。だが、全貌はまだ分からなかった。
避難した駐車場には300人ほどが集まっていたが、市街地への道はすでに遮断され、家に帰れない人も出てきた。東北の3月の冷え込みは厳しく、屋外で夜を過ごすわけにはいかない。建物の損傷が不安だったが、午後6時、菅原店長は思い切ってみんなで店内に戻ることにした。
2階の会議室を緊急避難所として開放し、ここに組合員と職員約100人が宿泊した。しかし、余震のたびに駐車場への避難を繰り返し、とても眠れる状況ではなかったという。

つづき・全文はこちら